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2017/05/17(水) 13:57

野村不HD 中井会長も沓掛社長も買収報道に「ノーコメント」

投稿者:  牧田司

 不動産協会の定時総会が5月17日行われた。同協会相談役の岩沙弘道氏(前会長、三井不動産会長)が今年春の叙勲で旭日大綬章を受賞し、同協会の新しい理事長に菰田正信氏(三井不動産社長)が、前理事長の木村惠司氏(三菱地所取締役)が会長にそれぞれ就任するなど話題が多い総会となったが、先週末、日本郵政が野村不動産ホールディングスの買収を検討するとのニュースが会場内でも大きな話題となった。

 記者も〝時の人〟野村不HD会長・中井加明三氏と同社社長・沓掛英二氏にコメントを求めたのだが予想通り空振りに終わった。

 中井氏に「わたしは野村不HDにとって千載一遇のチャンス、相思相愛と書いたがどうですか」と尋ねたら「ほう、そういう見方もあるかね。ノーコメント」と断られた。

 沓掛氏も「ずいぶんマスコミに追いかけられたが、ホームページに発表した通り(本日、一部の報道機関において、当社の買収に関する報道がありましたが、これは当社が発表したものではございません。現時点において開示すべき事項はございませ)。愚直に未来につなぐ街づくりを進めていく」としか語らなかった。

◇       ◆     ◇

 記者はニュースを聞いて、野村不HDにとって「郵政の土地は垂涎の的」「千載一遇のチャンス」「(買収は)相思相愛」と書いた。中井氏からも沓掛氏からも何のコメントも引き出せなかったが、記事は間違っていないことを確信した。

 一部には、郵政の大規模ビル用地は残っていないのではという声もある。確かにそうかもしれないが、ある業界関係者は「マンション用地は魅力ある。かんぽの宿もある」と話した。あの「かんぽの宿」問題はその後どうなっているのかわからないが、確かにデベロッパーにとってはこれまた垂涎の的だろう。

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