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2017/09/07(木) 14:57

住友不動産 納得の坪700万円 総合設計適用「シティタワー恵比寿」

投稿者:  牧田司

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「シティタワー恵比寿」完成予想図

 住友不動産が分譲を開始した「シティタワー恵比寿」を見学した。恵比寿駅から徒歩7分、恵比寿ガーデンプレイスへ徒歩4分、東京都の総合設計制度の適用を受けた23階建て全310戸。坪単価700万円前後だが、劇的に変化しつつある山手線沿線でしかも内側。規模と立地が評価され好調なスタートを切った。

 物件は、JR山手線恵比寿駅から徒歩7分、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩12分、渋谷区恵比寿一丁目に位置する23階建て全310戸(非分譲住戸3戸、その他住戸13戸含む)。専有面積は40.72~150.89㎡、坪単価は700万円前後。竣工予定は平成31年2月下旬。設計・施工は西松建設。

 現地は、恵比寿通りに面した四方道路の角地。近隣商業地域(建蔽率80%、容積率400%)だが、東京都の総合設計制度の適用を受け、容積率は約680%(容積対象面積を単純に敷地面積で割った数)。緑地面積を敷地面積約3,360㎡の30.58%、約1,027㎡確保したことが高く評価されている。従前は様々な建物が建っていたところで、同社は約10年かけて集約化した。

 基本性能・設備仕様は、内廊下方式、階高約3.15m、リビング天井高最高2,550ミリ、ダイナミックパノラマウィンドウ、キッチン・洗面・トイレカウンターは御影石、突板フローリングなど。

 広報担当者は、「従前は商店や一戸建てなどが建っていたエリア。当社が10年間くらいかけて用地をまとめた。高さ規制は50mだが総合設計制度の適用を受けて75mの緩和を受けている。7月から販売を開始しており、3割近くが成約・成約見込み。好調に推移している」と話している。

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公開空地

◇       ◆     ◇

 単価を聞いたときは〝高い〟という印象を受けたが、よくよく考えてみると納得できる値付けだ。

 山手線エリアのマンション相場を東京建物「Brillia Towers目黒」が劇的に変えたのはご存じのはずだ。記者はこの「目黒」600万円を基準に山手線エリアの近未来の坪単価を予想したことがある。トップは東京駅(〝大・丸・有〟)の3,000万円とはじいた。品川も1,000万円以上と予想した。

 ところが、「東京駅(〝大・丸・有〟)は5,000万円ではないか」と、名前は明かせないがうそぶく人がいた。なるほど。国際都市・東京の評価はそれくらいの値がついていい。仮に東京駅(〝大・丸・有〟)が5,000万円ならリニアの品川をはじめ浜松町、渋谷、その他の都心一等地は軒並み1,000万円以上で3,000万円だってありそうだ。恵比寿の坪700万円はいい線に思えてくる。

 ここは、分譲開始時に徹夜で並ぶ人が現れたモリモト「ディアナコート恵比寿」(1999年竣工、110戸)がすぐ近くにあり、道路を挟んだ対面にはこれまた人気になった積水ハウス「グランドメゾン恵比寿の杜」(2004年竣工、145戸)が建っている。恵比寿ガーデンプレイスへも徒歩4分だ。

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モデルルーム

◇       ◆     ◇

 この物件が都の総合設計制度の適用を受けていることを強調したい。近年はハードルが高くなっており、以前は年間30~40件くらい認定されていたのが、最近は10件を下回り、うちマンションも数件しか許可されていない。

 同社はこの物件のほか、この2年間に「西新宿六丁目計画」「渋谷区宇田川町計画」も適用を受けている。全体でマンションは9件だから、3分の1が同社だ。

 記者は建築物の高さ規制には大反対で、このように公開空地を確保し、環境に配慮した建物は思い切って容積の緩和(高さ規制の緩和)をすべきだと思っている。足元に公開空地・緑を確保することがどれだけ街ゆく人に安心感を与え、街のポテンシャルを上げるか、言うまでもない。

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建設現場

東京建物「Brillia Towers目黒」の坪600万円が意味するもの(2015/4/2)

 

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