「Brillia 浦和仲町」完成予想図
東京建物が分譲中の「Brillia 浦和仲町」を見学した。JR浦和駅から徒歩4分の全72戸で、坪単価330万円弱ながら好調な売れ行きを見せている。
物件は、JR浦和駅から徒歩4分、さいたま市浦和区仲町一丁目に位置する13階建て全72戸(うち事業協力者用住戸4戸、提携企業向け分譲7戸含む)。専有面積は56.05~86.14㎡、中心価格帯は6,000万円台、坪単価は330万円弱。竣工予定は2019年12月下旬。設計・施工は長谷工コーポレーション。
7月から販売開始されており、未供給を含め残りは10戸未満と思われる。
現地は、駅前の商業エリアの一角。敷地南側は現在、他社のマンション販売事務所など低層の建物が建っているのみで、高層マンションの日影の影響は受けそうだが開放感がある。
建物は全戸南向き。二重床・二重天井、ディスポーザー、フィオレストーンキッチン天板、食洗機、専有部Wi-Fi(無線LAN)、玄関窓・窓サッシなどが標準装備。
子ども部屋(奥に机と椅子)
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三菱地所レジデンス・大栄不動産が2015年に分譲し、人気となった「ザ・パークハウス 浦和タワー」の坪単価が330万円台で、埼玉県内のマンションとしては最高値を付けた。その後、昨年分譲された野村不動産「プラウド浦和東仲町ガーデン」第1期70戸が坪単価300万円で即日完売した。
今回の同社の物件は、坪単価330万円弱というのには驚いたが、それでも売れ行きが好調なのは〝駅近〟がそれだけ高い評価を受けたのだろうが、商品企画も優れている。
同社の女性スタッフが中心となって立ち上げた、働く女性のためのプロジェクト「Bloomoi(ブルーモア)」を全面に押し立て、室内に風を取り込むため、ルーバーバルコニー、スリット入りリビングドア、玄関窓・窓サッシをそれぞれ採用するなど、〝光と風〟を取り込んだプランをアピールしている。
記者はそれより、71㎡のやや狭い3LDKのプランで、柱・梁型が出ている約5畳大の北側居室を子ども部屋として提案している「Bloomoi(ブルーモア)」の提案力に舌を巻いた。
昨年見学した「大山」でもそうだった。普通ならデッドスペースになるはずの柱・梁型スペースに机と椅子がうまく収まるようにしている。限られたスペースをどう生かすか。普段苦心しているからこそできる技だ。
同じように、リビング側に多目的に利用できる〝ワーク・スタディスペース〟と呼ぶ「リビングDEN」を設置しているのもそうだ。家事をしながら子どもを見守るだけでなく、在宅勤務にも利用できるようにしているのがみそだ。
浴室のタオル掛けも2本あった。記者などはどうでもいいようなことだが、マット、タオルケット(夫婦は別)を掛けるには複数必要とか。なるほど。
モデルルームの入り口
現地
埼玉県の最高単価マンション 地所レジ・大栄不「浦和タワー」好調スタート(2015/12/14)