三菱地所ホームは10月16日、①従来商品より約25%価格を抑えた100㎡前後の住宅を対象とした全館空調システムの新バージョン「エアロテック Fit」の発売②『エアロテックFit』の発売を記念したキャンペーン商品「SMART ORDER Fit SELECTION」の発売③壁枠組に国産材を標準採用することで国産材採用比率を82%に高める-の3つを発表するとともに、来月17日には同社関西圏初のCLTを採用した「ORDER GRAN(オーダーグラン)」をオープンすると予告した。
冒頭、挨拶に立った代表取締役社長・加藤博文氏は、「昨日、安倍首相が来年10月の消費増税を決断された。駆け込み・反動減も予想されるが、何らかのアクションを起こそうと今日の商品発表会となった。今年ほど(暑くて)『エアロテック』が評価された年はなかった。新商品『エアロテック Fit』は第一次取得層の方に手が届く100㎡前後の住宅向けで、新築はもちろんマンションエアロテックリフォーム、分譲マンション、分譲戸建て、賃貸などに展開していく。『SMART ORDER Fit SELECTION』は性能を維持しながら1.500万円前後で提供する企画型住宅。壁枠組に国産材を採用することで国産材採用比率を80%に引き上げる。これは三菱地所グループのESGの取り組みに添うもの」と語った。
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さて、記事は発表通りに紹介する。
「エアロテック Fit」は満を持しての発売だと受け止めた。従来は延床面積215㎡(65坪)を1システムで対応する1機種だったのを、室外機を従来の2台から1台に減らし、コストダウンを図るなどし、延床面積115㎡(35坪)以下でも対応できるようにした商品。従来は200万円弱だったものを150万円で提供する。
第一次取得層向けの受注促進を図るとともにマンションエアロテックリフォーム、分譲マンション、分譲戸建て、賃貸向けに展開していく。
月田徹執行役員は、ダクト配管について「設計図面を公開するのは初めて。よく見ていただきたい。一般的には設備工事担当が行うものを当社の意匠設計担当でできる。これが強み」とアピールした。(見ても何が何やらさっぱりわからなかった)
分譲戸建てでは、三菱地所レジデンスが来年分譲する千葉県・稲毛海岸の「ザ・パークハウス ステージ」で初めて採用することが決まっている。
「エアロテックFit」の受注目標は200台/年。
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業界の名物広報マンと呼ぶべき司会役の同社経営企画部広報戦略グループ・横須賀直人氏は、「前回(7月)同様、会場の都合でお菓子は用意できませんでしたし、インスタ映えも、もう4回目になりますので割愛させていただきますが、グッドニュースを加藤社長はじめ分かりやすく説明いたしますので、いつも以上に大きく書いていただきたいと思います」と切り出した。
そして最後には、11月17日(日)にオープンする同社関西圏初の「ORDER GRAN(オーダーグラン)」について、「その前日、金曜日に発表会を行います。紅葉の見ごろです。紅葉を見がてらぜひ参加していただきたい。CLTを採用した自慢作です」と話した。
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