RBA OFFICIAL
 
2019/01/16(水) 16:25

地元富裕層を中心に人気 坪単価260万円の三菱地所レジ「本厚木タワー」

投稿者:  牧田司

①外観イメージパース.jpg
「ザ・パークハウス 本厚木タワー」完成予想図

 三菱地所レジデンスは1月16日、本厚木駅前の再開発制震タワーマンション「ザ・パークハウス 本厚木タワー」の報道陣向け見学会を行った。駅とぺディストリアンデッキで結ぶ163戸の規模で、坪単価は260万円。地元の富裕層を中心に人気とかで、第1期は80~100戸くらいの供給になりそうだ。

 物件は、小田急小田原線本厚木駅(南口)から徒歩1分、厚木市旭町1丁目に位置する地下2階地上22階建て全163戸(事業協力者住戸4戸含む)。専有面積は55.20~113.49㎡、価格は未定だが、坪単価は260万円になる模様。完成予定は2020年12月下旬。売主は同社のほかフージャースコーポレーション。施工はフジタ・小島組建設共同企業体。事業コンサル・デザイン監修はアール・アイ・エー。販売開始は2月中旬。

 現地は、2005年に再開発準備組合が設立され、2016年に事業認可、2018年に着工された約8,000㎡の本厚木駅南口地区第一種市街地再開発事業地内。事業では駅前に広場を整備し、駅前広場からマンションエントランスまでペディストリアンデッキ(共用開始2021年2月予定)で結ぶことになっている。

 建物は制震構造を採用。3階までは駐車場、商業・業務施設などで、住戸は4階以上。内廊下方式で、標準階は1フロア8~9戸。最上階は6戸。角住戸比率46%、ワイドスパンが特徴。

 基本性能・設備仕様は、逆梁、二重床・二重天井、食洗機、ディスポーザー、廊下幅芯心1m、リビング天井高2550~2600ミリ、クォーツストーン天板(最上階のみ)など。

 昨年8月からの反響は1,000件超、12月からの事前案内会来場者は300件超。7割が地元厚木市内居住者で、40歳以上の医者、経営者、弁護士などの富裕層が目立つほか、市内の研究所などに勤務するアッパーミドルも見られるという。

 販売担当者は、「本厚木駅圏でのマンション供給は5年ぶり。厚木市は奥深いものがある。駐車場には超高級車が並び、最上階の億超6戸は全て購入検討者で埋まっている。複数住戸を購入予定ひともいる。反響も多いことから第1期は80~100戸くらい供給したい」と話している。

④眺望イメージ.jpg
眺望イメージ図

◇       ◆     ◇

 坪単価の高さには正直驚いた。海老名駅前の小田急不動産「リーフィアタワー海老名アクロスコート」の坪260万円は頷けるのだが、本厚木はマイナーなイメージしかなく高いと感じた。

 しかし、これは記者の認識不足だった。マンションについてはあまり取材したことがないのが原因だ。かつて6,000~7,000万円の分譲戸建てが飛ぶように売れていたのは知っていた。後背地にはたくさんお金持ちが住んでいることをうっかりしていた。

 そして、何より記者を納得させてくれたのは同社担当者の説明だ。本厚木駅は交通の要衝で、1日約15万人の乗降客がある(わが多摩センターは京王と小田急、多摩モノレールを合わせると同じくらいかやや多いくらいだ)。大企業の工場、研究所や物流施設も多いという。

 さらにまた、隣の海老名の居住者はどちらかといえば都心志向だが、相模川を越えた厚木市の人は職住近接を望む人が多いというのだ。海老名のようにマンション供給を待ち望んでいた人が多いということなのだろう。

 そういえば、駅の反対側には坪200万円以下から220~230万円くらいの物件が数棟ある。その数は約700戸に上るようだ。

 その一つ、坪単価200万円弱の総合地所の「ルネ本厚木」(222戸)も好調で、第1期として100戸が成約したと聞いた。要するにそれぞれ棲み分けができているということだろう。「ルネ本厚木」は今月末に見学会がある。出席してレポートしたい。

⑤屋上デッキイメージ.jpg
屋上デッキ イメージ図

満を持して登場 全3棟900戸の第一弾 小田急不の免震タワー「海老名」304戸(2017/12/6)

 

 

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン