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2019/02/16(土) 12:02

住友不 広域・未確定顧客向け情報拡充 「総合マンションギャラリー」リニューアル

投稿者:  牧田司

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体験イメージ

 住友不動産は2月15日、2011年10月から展開してきた同社が販売する全てのマンション物件情報を提供する「総合マンションギャラリー」を、まだ具体的な検討物件を決めていない顧客のニーズにも応えるため、「新宿館」の2月16日(土)を皮切りに「池袋館」「秋葉原館」を順次リニューアルすると発表した。

 同社は2011年10月、都心ターミナルの「新宿」「渋谷」「池袋」「秋葉原」「田町」に「総合マンションギャラリー」をオープンし、その後、横浜、大阪、名古屋にも開設し、現在9店舗まで拡大している。

 ギャラリーでは、ネットと異なり環境・間取り・設備・インテリアがリアルに体感できることから支持を集め、首都圏7館では年間約15,000件の来場がある。このうち具体的な希望物件を特定していない人が約3,000件にのぼることから、これらの顧客に幅広い物件情報や不動産購入に関する知識などを提供するギャラリーへと衣替えする。

 リニューアルに際しては、効率的な物件探しを求める共働き世帯の増加や検討エリアの拡大傾向がみられることから、近郊・郊外のコンセプトルームを新規導入する。これによって、物件非特定の顧客を年間3,000件から5,000件に増やす。

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「新宿館」エントランス・ラウンジ

◇       ◆     ◇

 同社は一昨年、全国で7,177戸のマンションを発売するなど4年連続で供給ランキング首位の座を占め、2018年もトップは確実と見られている。業績も絶好調で、他社のように完成完売を目指さなくとも利益を確保できている。これも向こう5年間約3万戸分の用地の仕入れができており、市況に応じて供給を早めたり遅らせたり自在に調整できる強みがある。

 しかも、ギャラリーは全9館のうち自社ビルが5館なので維持費も低く抑えられているはずで、他社ではまず真似ることができない芸当だ。報道陣に公開した「新宿館」は約1,700㎡もある。希望を言えばきりがないが、コンセプトルームの設備仕様は水準以上だと思う。

 具体的な検討物件を特定していない顧客向け情報を拡充するのも大賛成。個人的には、会員制にしてカードキーで出入りを自由にし、不動産にかんする書籍、雑誌が自由に読め、コーヒーなども飲める空間も設けてほしい(長谷工コーポレーションの多摩センターの研究所はマンションの歴史が学べる)。「住まいクラブ」を充実させて、三菱地所レジデンスクラブ(会員数約60万世帯)のようなワンストップ対応体制も整えてはどうか。100万世帯になるのではないか。

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報道陣に公開された新しいコンセプトルーム(カーテンで隠れているが天井までのハイサッシが特徴)

住友不 トップシェア狙う 名古屋に初の「総合マンションギャラリー」 「葵」分譲へ(2019/2/9)

 

 

 

 

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