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2019/06/18(火) 20:23

「機能的な快適性」「手が届く上質」目指す Jプロ新ブランド「プレディア府中西府」

投稿者:  牧田司

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「プレディア府中西府」完成予想図

 JR西日本プロパティーズのマンション新ブランド〝PREDEAR(プレディア)〟の「プレディア府中西府」を見学した。最高のブランド名で、商品企画もなかなかいい。

 物件は、JR南武線西府駅から徒歩2分、府中市本宿町1丁目に位置する8階建て全20戸。専有面積は57.84~72.76㎡、現在先着順で分譲中の住戸(3戸)の価格は4,238万円~4,948万円。坪単価は237万円。竣工は2019年4月、入居は2019年9月下旬。設計・施工・監理は風越建設。販売代理はCity Innovation(シティイノベーション)。

 現地は、西府駅前通りの二方道路の角地。建物は内廊下方式で、基本階は1フロア3戸(7~8階は2戸)構成。住戸プランは59・70・72㎡が中心。主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、御影石カウンター、食洗機、ソフトクローズ収納、リビング天井高2450ミリ、横入り玄関(一部)など。

 建物完成後の4月27日から完成販売を行っている。

◇      ◆     ◇

 西府駅圏のマンション取材は今回で3回目だった。いつものように駅に降りて単価予想をした。3年前見学したタカラレーベンの近接マンションは坪230万円だった。それよりも間違いなく高く、250万円くらいだろうが、同社はそんなに高くしないで240万円くらいにするのではないかと考えた。

 最初、販売担当者から220万円くらいと聞いて、そんなはずはないと思ったら、やはり平均は237万円だった。どんぴしゃりではなかったが、ほぼ的中した。二方道路の角地の立地であることを考慮すれば間違いなく早期完売すると読んだ。

 プランもなかなかいい。59㎡(6戸)の北西角住戸はL字型キッチンが約4.1畳大で多目的に利用できるスペースを確保している。70㎡(6戸)の南東角住戸9300ミリのワイドスパン、72㎡の南西角住戸(6戸)は多面採光。

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 同社の不動産企画部企画グループ長・前川元氏(不動産鑑定士)らに新ブランド〝PREDEAR(プレディア)〟について説明を受け、これはいいとすぐ思った。大手デベロッパーのブランドに負けないからだ。

 さて、皆さん、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、野村不動産、東急不動産、東京建物、大和ハウス工業のマンションブランド名はご存じだろう。改めて書くまでもないが、それぞれパークホームズ、(ザ・)パークハウス、プラウド、ブランズ、ブリリア、プレミストだ。

 もうお分かりだろう。みんな「ハ行」から始まる。ここに割って入る意図があるのかどうか知らないが、前川氏によると新ブランドは、特別な意味を表わす「PREMIUM(プレミアム)」と、大切な人への想いやつながりを表わす「DEAR(ディア)」を掛け合わせた造語で、「三菱重工のものづくりへのこだわりを引き継ぎ、JR西日本グループが大切にしてきたまちづくりを通じて『機能的な快適性』と『手が届く上質』の両方の価値を兼ね備えたレジデンスの供給を目指す」そうだ。

 今回の商品企画では、横入り玄関、ソフトクローズ収納、広めのキッチンスペース、二段の浴室タオル掛けなどにその哲学・思想が盛り込まれていると見た。

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 一つだけ気になった点がある。モデルルームのインテリアだ。これはみんないわばお飾りだから、記者がとやかく言う問題でもないが、たくさん置かれていた観葉植物は全てフェイクで、造作家具類も安物ではなかったが決して高価なものではなかった。これが「手が届く上質」なのかもしれないが、せっかくのプランがみんな安物に見えた。白粉を塗りたくったモデルルームも考えものだが、もう少し上質な空間を演出してもお客さんに失礼にはあたらないのではないか。

 次は「プレディア横浜三ツ沢」をお届けする。

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モデルルーム

タカラレーベン「レーベン府中西府」 駅前でスーパー、保育園、小学校が近接(2016/8/31)

左手にタコ 一筆書きのようにマンション検査を徹底 新三平建設・高谷氏(2013/11/19)

 

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