三菱地所、三菱地所レジデンス、三菱地所ホームは8月27日、居室内に設置することで〝部屋の中の小屋〟をつくることができる「箱の間」を9月1日から発売すると発表した。
「箱の間」は都市と農山村を繋げる三菱地所グループの取り組み「空と土プロジェクト」(https://soratsuchi.com/)から誕生したもので、三菱地所と三菱地所レジデンスが企画し、三菱地所ホームが販売する。
寸法はW1.777mm×D0.755mm×1.620mm。販売価格はPLAN‐αが670,000円(税抜)、PLAN‐βが620,000円(税抜)。申込み後、約2か月で納品する。販売エリアは三菱地所ホームの施工エリア(首都圏、関西圏)。
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この商品は2016年に発表したときから注目していた。その後3年が経過したが、この間、リノベーションマンションやオフィス、地域の交流拠点などに設置し、様々なニーズを確認。材の厚みなどを見直したという。
同じように、リビングに小屋のような空間を提案しているモデルルームをいくつか見ている。阿部公房の「箱男」のように、押し入れや段ボールに入りたがるのを利用したものだと思う。
マンションの専有面積がどんどん圧縮され、生活や思考もダウンサイジング流行りの今だからこそ受け入れられるのかもしれない。