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2019/12/12(木) 17:30

千葉NT 印西牧の原の創建「INOCHI」(命)モデルハウス見学

投稿者:  牧田司

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「千年品質伝統工法の家Kinoshiro2020『INOCHI』」」モデルハウスの木組み

 創建が一戸建て住宅地「ルナ印西牧の原 クルム ザ クロス」内に設けたモデルハウス「千年品質伝統工法の家Kinoshiro2020『INOCHI』」」を見学した。ほとんどすべてに本物の「木」が用いられており、宮大工の木組み技術を堪能した。

 建物は35坪。そのまま造ったら3,000万円を超えるそうだ。①木組みによる伝統工法を採用②超高耐久③災害に強い④持続可能⑤命を守る⑤宮大工技術の後世への継承-の6つを約束し、有事の際の停電や断水時にも生活を続けられるようソーラー発電、空気製水器、蓄電池、津波シェルターを装備しているのが特徴。

 同社は、羽田空港に近いことから、オリンピック・パラリンピックの観光客にも宮大工の技術をアピールすることを検討中とか。

 モデルハウスが公開されている「ルナ印西牧の原 クルム ザ クロス」は、北総鉄道印西牧の原駅から徒歩13分、印西市牧の原3丁目に位置する第一種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)の総面積約25,590㎡、全148区画の住宅地。

 現在分譲中の住戸(36区画)の土地面積は170.43~180.04㎡、建物面積は109.47~125.65㎡、価格は4,160万円~4,600万円。建物は木造2階建て(W断熱構造)。

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玄関のヒノキのデザインウォール

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通し柱

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デザインウォール

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 モデルハウスは添付した記事を参照していただきたい。記者は一日も早く現物を見たくて出掛けた。見学した日(11日)は温かかったのだが、W断熱構造の良さを体感した。床や壁、建具家具などはすべてウッドワンの無垢・突板・挽き板仕上げ。床は浮造り仕上げになっており、シート張りにはない感触が伝わってくる。

 圧倒されたのはやはり神社仏閣によくある木組みだ。エントランス・ホール部分の吹き抜け空間に設けられており、太いカラマツ材の通し柱の上部にそれはあった。とくと写真をご覧いただきたい。

 他では、数十万円はしそうな宮大工による木組みのデザインウォール、機械仕上げではあるがウッドワン製のナグリ仕上げのデザインウォール、現しの2階リビングなどに見惚れた。多目的に使えそうなINAX製のキッチンシンクもよかった。

 35坪で3,000万円という値段が高いか安いか、判断するのはユーザーだが、マンションなどの建築原価は坪100万円もすることを考えたら、超割安ではないか。〝この通り造ってほしい〟という人はいそうだ。

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モデルハウス

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 現場取材は楽しい。大手町を出たのは9時。約束の10時30分にモデルハウスを見学したあと、近接する一条工務店のほか地場工務店、ハウスメーカーの戸建て住宅地を見て回った。みんな敷地面積は50坪以上。公園も多く、このようなゆったりした戸建て住宅地にみんな住みたいと考える世の中になってほしいとつくづく思った。メタセコイアの街路樹がとても美しい。

 取材を終えたのがちょうど昼ころ。スマホが目標であるらしい(小生が目標としているわけではない)1万歩を踏破したことを勝手に知らせてくれた。そこで、駅に近いスパリゾートの店で白のグラスワインと牛丼を食べた。消費税込みで1,310円。周囲の人は作務衣か囚人服のような制服のやや薹が立ったというよりは、とっくに閉経を過ぎたことによる安堵とも絶望とも取れる表情を浮かべた女性ばかりだったのには違和を覚えたが、場違いなのはスーツ姿の小生のほうだ。

 帰り際、パンフレットを貰って読んだ。当然のように泥酔している人とか暴力団関係者(どうして判別するのか、「反社」も明確な定義がないと菅さんがいったではないか)、刺青(死斑と同じような小生の老人斑は大丈夫か)、おむつはダメだと書かれていた。

 それより驚いたのは「男の子・女の子の異性のお風呂のご利用は9歳(小学校3年生)まで」となっていたことだ。とっさには理解できなかった。人それぞれ、判断は利用者に任せればいいではないかと腹も立った。

 同意を得ようと思ったら、やっぱり人それぞれ。「絶対いや。子どもが学校でどこそこのお母さんの裸を見たなどとはやし立てる。小学未満にすべき」と主張する女性がいた。なるほど。これも分かる。

 だが、しかし、小生の母親は、風呂上がりのピンクに染まった裸体を惜しげもなく家族の前にさらした。冬などは全身から湯気が立ち上った。その光景は客観的に評せば縄文の土偶だろうが、小生にとってはルノワールの描く裸婦像に負けず劣らず、心底美しいと思ったものだ。

◇       ◆     ◇

 現場を歩き、冷徹な目でものを見ないと発見できないことをもう一つ紹介する。帰りの電車の時間まで20分もあったので、駅の反対にある「BIG HOP」を覗いた。昼時なのに人通りは少なく店を閉めているところもある。〝以前来た時と同じだ〟と心が沈んだが、だしぬけに飲食店の看板が小生の眼を射た。何と「11月のおすすめ」と謳っているではないか。感動した。師走のあわただしいカウントダウンが始まっているというのに、11月のおすすめ料理を紹介する店が印西牧の原にあった。

 まだある。1,480円で100分飲み放題の「今流行りの通風鍋」があるというではないか。

 加覧さん、これを食べよ!通風が治るかも。読者の皆さんも印西牧の原に住んではどうか。根拠がいま一つ小生には理解できないのだが、印西市は「住みよさランキング」(東洋経済新報社)で全国トップというではないか。

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メタセコイアの街路樹が美しい

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「11月のオススメ」の立て看板

〝金物に負けない『INOCHI』〟 宮大工の技術 一般住宅に採用 創建グループ(2019/12/10)

 

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