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2020/04/05(日) 12:54

働きバチが妖しいコロナに吸い寄せられる図式 東京都の新型コロナ感染者属性

投稿者:  牧田司

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 今日(4月5日)で5日続けて東京都の新型コロナ陽性患者の属性を紹介する。

 これまでも書いたように、属性で分かるのは年代、性別だけで職種、感染場所、症状など都民が知りたいことは杳として知れない。

 それでも、表・グラフから感染源を推測することは容易だ。もっとも気になるのは、10歳代から30歳代の女性の感染者が多いことだ。この方たちの中には海外渡航者、病院・介護現場などの方も多いかもしれないが、小生は別のクラスターがあるのではないかと思っている。

 その懸念を裏付けるように、小池百合子東京都知事は4月3日の会見で次のように述べている。

 「都民の皆様方には『密閉』、『密集』、『密接』の3つの密を避ける行動、そして週末の外出の自粛などをお願いしている」「厚生労働省の対策本部の専門家、クラスター班の分析によって、東京では夜の飲食店などでの集団感染が多発しているということが明らかになってきた」「都民の皆様方には平日のテレワーク、スムーズビズ、在宅勤務、そして夜間の外出、また、週末におけます不要不急の外出を厳にお控えくださいますよう、改めて強くお願いを申し上げます」

 吉村洋文大阪府知事も4月1日の会見で「大阪市の北区を中心としたエリアにおいて、どうもクラスターが発生しているというのが今の大阪のクラスター班の見立てです。いわゆる若者が踊るクラブじゃなくて、接客を伴う夜のそういうクラブです」「お店の同意がない以上、店名を公表することはできませんが、まさにこういったクラブやショーパブで明らかに感染者が広がってきている」と、夜の接客を伴う飲食店に出向かないよう呼びかけた。

 軽々にものを言うことは慎まなければならないが、小池氏や吉村氏の発言は、確たる証拠を握っているからこその発言だろう。

 過去最多の118名が陽性となった4月4日の東京都の患者データも接客場が感染源の一つになっていることを示唆している。女性患者44名のうち20名(約45%)は10~30歳代であることだ。男性の10~30歳代の患者も22名だが、男性患者74名に対する比率は約30%だ。

 この差が示す図式は、夜の蝶が甘い蜜(密)を求めて徘徊するのではなく、働きバチが妖しい光を放つコロナに吸い寄せられると読むのが正解の気がしてならない。

もっと情報開示を 働き盛りの男性比率高く、高齢者は減少 都の新型コロナ患者(2020/4/4)

 

 

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