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2013/04/08(月) 00:00

不動産株が高騰 リーマン・ショック前の高値射程に

投稿者:  牧田 司記者

 4月5日の日経平均株価は、日銀が決めた量的・質的金融緩和が期待以上の内容だったため前日比199円高の12,833円となり、2008年9月1日以来4年7カ月ぶりの高値を付けた。その牽引車となったのが金融株と同時に不動産株だった。

 日経Web刊マーケットによると、値上がり率ランキング上位50社のうち17社が不動産・Jリート株が占めた。東京建物が前日比150円高の857円を付け、値上がり率21.22%で2位となったのをはじめ、ダイビルが19.14%(前日比231円高の1,438円)で3位、ヒューリックが19.08%(同150円高の936円)で4位、NTT都市開発が16.03%(同150円高の1,086円)で6位、東急不動産が16.03%(同150円高の1.086円)で7位、イオンモールが15.94%(同473円高の3,440円)で8位、フージャースコーポレーションが15.59%(同166円高の1,231円)で9位とベスト10に7銘柄が入った。

 11位以下にもランド(11位)、三井不動産(16位)、住友不動産(19位)、東京建物不動産販売(21位)、タカラレーベン(28位)、三菱地所(29位)、平和不動産(36位)、トーセイ(42位)、レオパレス(47位)がベスト50入り。Jリートの日本リテールも34位に入った。

 週間値上がり率ランキングでもダイビルが2位(値上がり率30.37%)、住友不動産が4位(同30.46%)、東京建物が5位(同30.05%)、トーセイが8位(同27.98%)、三井不動産が9位(同25.43%)と5銘柄がベスト10に入った。

◇     ◆     ◇

 不動産株の上昇については公示地価が発表された3月21日に書いたが、5日の終値は3月15日比でもすさまじい伸びを見せている。大手各社はリーマン・ショック前の高値に迫る勢いにある。

遅行指標の地価公示と先行指標の株価どう読むか(3/21)

 

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