1階の大空間
積水ハウスは8月4日、アフターコロナに対応したライフスタイル提案を盛り込んだ戸建住宅の新コンセプトモデル「ファミリースイートおうちプレミアム」を発売したと発表した。同日、オンライン記者発表会で発表した。同社の鉄骨戸建住宅、木造戸建住宅「シャーウッド」の全商品で展開する。
「ファミリースイートおうちプレミアム」は、「自分たちらしい暮らし」を望むミレニアル世代を主なターゲットに置いた商品で、仕切りのない大空間リビング「ファミリースイート」に、「在宅ワーク」「おうちでフィットネス」「うちdeバル」などを提案している。
高い耐震性と設計自由度、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)にも対応可能な優れた断熱性などの先進技術を採用することで、1階は最大幅5m、2.7mの天井高まで達する大開口と最大スパン7m、2階は最大スパン10mの柱や壁のない大空間「ファミリースイート」を実現した。
また、お客さま自身で「ファミリースイート」のプランを作成し、SNSで発信をしたり、360度ビューのVR作成を依頼したりするこができるWEBツール「おうちで幸せプランニング」を提供する。
「ファミリースイート」は2018年10月に販売開始し、これまで戸建て採用率が59%(2020年2〜7月)に達しているヒット商品。
◇ ◆ ◇
この種のafterコロナの「新しい生活様式」を提案する各社の商品が出そろったような気がする。同社の「うちdeバル」と「おうちで幸せプランニング」が他社にはない提案ではないか。
オンライン記者発表会で最初に登壇し、商品開発の背景などについて説明した同社住生活研究所長・河崎由美子氏にはまた〝目も彩〟な赤のスーツを期待したのだが、この日は濃紺たった。なるほど〝目も愛(藍)〟か。そんな質問をしたら顰蹙ものだろうと、沈黙を守った。
「在宅ワーク」
積水ハウスが新商品 「LDK発想」から脱却 約30畳大の〝ファミリースイート〟提案(2018/10/4)
〝幸せ(人間愛)〟のさらなる追求に期待 積水ハウスがわが国初の「幸せ」研究所(2018/7/27)