タカラレーベンが分譲中の「レーベン八王子MARK GATE」を見学した。JR八王子駅から徒歩9分、京王線八王子駅から徒歩8分の全63戸で 、7月から分譲しており、順調なスタートを切った。
物件は、JR中央線・横浜線・八高線八王子駅から徒歩9分、京王線京王八王子駅から徒歩8分、八王子市元横山町2丁目の近隣商業地域・準工業地域に位置する12階建て全63戸。専有面積は57.59~72.73㎡、坪単価は220万円強。竣工予定は2021年9月上旬。設計・監理・施工は山田建設。売主は同社のほか陽栄。
現地は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて勢力を誇った武蔵七党の一つ「横山党」に由来する「元横山町」に位置し、建物は往時の繁栄を忍ばせる「桑」の街路樹が植えられている「桑並木通り」と「北大通り」が交差する地点に立地。
住戸は西向きで、最低でも約6.0m、中心で6.4~7.0m、最大で9.1m確保したワイドスパンが特徴。主な基本性能・設備仕二重床・二重天井、二重サッシ、食洗機、たからの水など。
販売を担当する同社第2営業グループ第1営業部3課課長・亀岡芳弘氏は、「お客さまの評判はいいですよ。二重サッシを採用しているのはうちだけだし、モデルルームの評価も高い。分譲価格は抑制気味」と話した。
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同社のマンションはたくさん見学しているが、見た途端、記者が〝業界のレディ・ガガ〟と呼ぶ同社取締役兼執行役員・髙荒美香氏をすぐ思い出した。髙荒氏と初めてお会いしてからもう十数年経過するが、業界の常識を破ったモデルルームの造りに圧倒され、すぐファンになった。同社のイメージを劇的に変えた功労者だと思う。調べたわけではないが、髙荒氏絡みの記事のアクセス数は数万件に上るはずだ。
亀岡氏が「髙荒取締役 のセンスは抜群。いつも勉強させられる。ここも髙荒取締役のモデルを踏襲したものですが、従来と比べやや落ち着いたもの」と話した。
亀岡氏に他の見学推奨物件を聞いたら「『検見川浜』は凄い人気になっています。こちらもぜひ」と勧めてくれた。見学してレポートしたい。
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立地について。現地は、JR八王子駅から一直線の「桑並木通り」に面している。記者はマンション見学の際は必ず街路樹をチェックする。沢山記事も書いてきた。駅から現地に向かう途中、おやっと思った。「桑並木通り」とあるのに街路樹にはマロニエ(トチノキの仲間)が植えられていたからだ。
八王子と言えば養蚕で栄えた街だ。もう道路の名前にしかその名残は残っていないのかと寂しい気持ちになったのだが、5分くらい歩いてから突如、街路樹の樹種が変わった。何の木か全然分からなかった。これまで見たことがない樹木だった。
そこで、葉っぱをちぎって家に帰り調べた。「桑」だった。だしぬけにむしゃむしゃ、ザワザワと桑の葉っぱをついばむ無数の蚕の記憶がよみがえった。昔は小生の家も納屋で蚕を飼っていた。佃煮を食べた記憶はないが、桑の実はよく食べた。
街を歩けば、養蚕の街の名残はあちこちにあるのではないか。
「女性には体内マーケがある」〝業界のレディ・ガガ〟タカラレーベン髙荒氏(2018/2/22)