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2020/10/09(金) 21:28

〝タカラの宝〟進化する高荒モデル 圧倒的な人気「レーベン検見川浜」

投稿者:  牧田司

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「レーベン検見川浜GRANVARDI」(写真は記者撮影の★印以外は同社提供)

 タカラレーベンが分譲中の「レーベン検見川浜GRANVARDI」※を見学した。平成30年に千葉県有地を取得し、昨年11月から分譲している全288戸の規模で、すでに約80%を約。全体で7,000戸超のマンションが分譲中・計画中の大激戦の京葉線エリアで圧倒的な人気を誇っている。

 物件は、JR京葉線検見川浜駅から徒歩2分、千葉市美浜区磯辺六丁目に位置する敷地面積約6,612㎡、10階建て全288戸。専有面積は41.41~104.40㎡、坪単価は190万円台。竣工予定は2021年2月中旬。設計・監理は千都建築設計事務所。施工は多田建設。売主は同社のほか三信住建。

 ※「GRANVARDI」はデンマーク語の素晴らしい・壮大を意味する「GRANDEUR」と価値を意味する「VARDI」を合わせた造語。

 現地は千葉県企業局が所有していた土地で、平成30年に行われた競争入札の結果、応募があった6者の中から同社を代表する企業群が約34億円(1種当たり約42万円)で落札した。

 敷地北側は京葉線の線路が走っているが、南側は5階建ての中層マンション群。建物は全戸南西・南東向き。主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、食洗機、二重サッシ(北側窓)、「たからの水」など。共用施設はライブラリー、パーィールーム、キッズルーム、ゲストルーム、ミニスポーツジム、ランドリールーム、スモールオフィス、プレイルームなど。

 販売を担当する同社第二営業グループ第2営業部4課課長代理・西谷竜太氏は、「沿線では10物件くらい分譲されていますが、どこにも負けない。毎月100件超の来場があります。もう残りは20%。わたしは入社10年ですが、これほどやりがいのある物件は初めて。高荒取締役(記者が〝業界のレディ・ガガ〟と呼ぶ同社取締役兼執行役員・髙荒美香氏)モデルを踏襲した販売事務所の評判もいい」と話した。

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モデルルーム

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 ◇       ◆     ◇

 京葉線沿線ではいま次の物件が分譲中、あるいはこれから分譲される。

ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ      528戸
パークホームズLaLa南船橋           231戸
幕張ベイパーククロスタワーアンドレジデンス  497戸※1
幕張ベイパーク スカイグランドタワー    826戸※1
ミハマシティ検見川浜1街区         397戸※2
ルネ稲毛海岸グランマークス             331戸
ヴェレーナシティ パレ・ド・マリナージュ   267戸
ルピアコート稲毛              74戸
※1は計画戸数4,500戸 ※2は計画戸数1,000戸

 計画戸数を含めると7,000戸をはるかに超える。記者は今回の同社の物件のほか「幕張ベイパーク」「ルピアコート稲毛」「ヴェレーナシティ稲毛海岸」の3物件しか見学していないのでよく分からないが、売れ行きは断トツではないかと思う

 好調な要因は、言うまでもないことだが駅からの距離と価格の安さ、充実した共用施設だ。

 それと、一つ強調したいのは高荒モデルが一段と進化を遂げているという点だ。高荒氏が手掛けたマンションを初めて見学したのは2011年の「巣鴨」だった。島田和一社長(当時副社長)から「巣鴨で坪単価300万円ぐらいの販売が女性ばかりの面白いのをやる」と聞き取材した。

 その時の記事も添付したので読んで頂きたい。「高荒さんのスーツも黒で『それも意識して着ているのか』と聞いたら、『これは会社の制服ですから。普段は黒ばかり着ているわけではありません』とのことだった。爪にはネイルアートが施されていた」などと、いま読み返すと大変失礼な質問をしたものだと恥ずかしくなるが、その時の驚きをストレートに伝えられていると思う。

 〝業界のレディ・ガガ〟と名付けたのはその後だが、今でもその形容はぴったりだと思う。高荒モデルを真似る他社物件をたくさん見学した。

 その高荒モデルに明らかな変化が今回の物件に表れている。派手ではあるが、同社に限らずどこのモデルルームにも共通するこれ見よがし、こけおどしの嫌味が全くなく、すんなりと受け入れられるインテリアデザインだった。〝角が取れた〟〝洗練された〟〝円熟味を増した〟などと手垢にまみれたフレーズは使いたくはないのだが、分かりやすく形容すればそのようなモデルルーム・販売事務所だった。

 パンフレットに記載されているモデルルームのインテリアデザイナーはコラージュ代表取締役・足立純子氏だった。

 存じ上げないので、「コラージュ」と「足立純子」で検索したら、同社の今回のマンションのほか2物件がヒットし、何とその次に記者が2008年に書いた同社の〝デザイナーズマンション〟第一弾「レーベンリヴァーレ セレドーレ」がヒットした。

 その記事には「インテリアを担当したコラージュの足立純子さんについては、これまでどのような物件を手がけてきたか記者は知らないが、随分思い切ったデザインをする方だと感じた。カラーデザインは白と黒が基調で、アクセントに赤を用いているほか、モザイクタイル、古代画の文様を思わせる装飾壁、紫のカーテンなどを採用していた」とある。

 なるほど。知恵の輪がほどけた。このあたりから島田社長は足立氏を起用することでデザインを含めた商品企画に高荒氏を抜擢することを考えていたのではないか。

 参考までに。縦横約26センチの正方形の70ページ建てパンフレットもよくできている。キャッチコピーは「Time to HYGGE(ヒュッゲ) それは、世界一シアワセな時間」で、視覚的にも読ませるレイアウトが美しい。

 中身だけでなく、表紙にも工夫が凝らされている。表紙はカバー付きで、ヒュッゲをイメージした文様が浮かび上がるエンボス加工がなされている。しかも、そのカバーはレザー張りに近い手触り感がある仕上げになっている(何という仕上げ方法か)。「ブックカバーにいいかも」とかみさん。

 これまで一部数万円もしそうな億ションの豪華パンフレットはたくさん見てきたが、坪単価200万円前後の物件にこのような手の込んだものは果たしてあったかどうか。

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販売事務所(★ スロープ付きで開けはなられていた)

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現地(★)

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駅近くの公園(★)

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