RBA OFFICIAL
 
2020/10/19(月) 12:16

入場者 1週間に約300人 モデルルームではなく百瀬氏&篠原氏「絵画&墨書」絆展

投稿者:  牧田司

DSCPDC_0002_BURST20201018190743370_COVER.jpg
「絵画&墨書」絆展 打ち上げ(銀座で)

 銀座アートホール(中央区銀座8丁目)で行われていたOSI (沖縄観光産業) 研究会会長で明治大学名誉教授・百瀬恵夫氏と同研究会代表・篠原勲氏が主催する「絵画&墨書」絆展が10月18日(日)、閉幕した。1週間の入場者はマンションモデルルームをはるかにしのぐ約300人に達した。

 閉幕後の打ち上げで百瀬氏は、「自画自賛するのもなんだが、〝能ある鷹〟の爪を隠していた。能力はあった。篠原さんと一緒に鎌倉の教室に1年間通った。月に2回、年間24回。絵画では篠原さんは先輩だが、学ぶところはなかった。動機づけしていただき、高い会場費を折半していただいたことに感謝申し上げる。それと受付を担当していただいた薬丸さん奥山さんにも感謝申し上げる。二人がいなかったらできなかった。ありがとうございました」などといつもの〝百瀬節〟で締めくくった。

 篠原氏は、「これほど大盛況だったのは人を引き付ける百瀬先生の人徳のたまもの。出品された皆さんにも感謝いたします。「絆」は糸偏に半分の半。これは先生の好きな言葉「道」に通じるもので、中島みゆきさんの〝赤い糸〟は色恋だが、われわれは白と黒…ちょっとこれは具合が悪い…純白の白い糸で結ばれている」などと、酒が入ったせいかどうかは分からないが、絆に勝手な解釈を加え、百瀬氏が作詞し、プロの山本寛之氏が作曲した「武士(もののふ)」を熱唱した。(水彩画も素晴らしいが、歌唱力は百瀬先生をはるかに凌駕し、歌手デビューも果たせるかも=記者注)

 茨城県利根町の敷地が1000坪もある〝豪邸〟から奥さんと車で2時間以上かけて駆け付けたために酒は一滴も飲めなかった玉川憲志氏は、出品者を代表して「大盛会。10人ほどの仲間も驚嘆していた」とあいさつした。

◇       ◆     ◇

 出品者の奥山曄光氏、薬丸順子氏の師匠であり毎日書道会総務・審査会員、創玄書道会常務理事、日展会友を務める渡部會山氏は「普段の墨書展は他流試合のようなもので、弟子を集めてやったことはない。今回は二人に無理やり出品させられた」と語ったが、まんざらでもなさそうだった。(弟子は圧倒的に女性が多いそうだが、苦労も多いようだ)

 記者は、「御酒肴料」と認められた先生ののし袋を半ば強奪(中身ではない、ただの袋)するように頂いた。これはコピー&ペーストすれば何度でも使えそうだ。オークションにかけられるかもしれない。「封じ手」くらいの値はつかないか。

 もう一つ。國分絮虹氏から2020年12月20日(日)~26日(土)まで銀座ギャラリー青羅」で行われる「國分絮虹 個展」の案内状と、正岡子規の高弟として高浜虚子と並び称される俳人・河東碧梧桐(1873~1937)の全集20巻を編んだご主人(昨年亡くなられた)の資料を頂いた。

 資料の一つを紹介する。ご主人は「(碧梧桐)の業績を正しく理解する人はなく、一つの全集さえ編まれなかった。私は自らの使命として、この『河東碧梧桐全集(全20巻)』を提供する。日本詩歌をダメにし、日本人の感性をネムラせた教育者、既成の詩歌俳壇への大いなる警鐘として-。日本人が再び品格を取り戻せるとしたら、ここにこそ鍵があろう。(平20・4記)」(図書新聞2871号)と述べている。

 小生は詩歌をほとんど読まないが、美しい大和言葉にはとても興味がある。20巻は無理だが、挑戦したい。

EPSON007.jpg
渡部會山氏が認めた熨斗袋の表書き

モネ〟百瀬・明大名誉教授と〝マネ〟篠原・OSI代表の絆展 初日大賑わい18日まで(2020/10/13)

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン