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2020/12/11(金) 09:39

明大特任教授&アークブレイン代表・田村誠邦氏 「建築サバイバル塾KSJ」受講者募集

投稿者:  牧田司

 建築家・青木茂氏と親交があり、明治大学研究・知財戦略機構特任教授でアークブレイン代表取締役・田村誠邦氏が、建築設計者、工務店経営者、建築営業マンなどの建築系の実務者のための実務講座「建築サバイバル塾KSJ」を開講するとのメールが届いたので紹介します。

 記者も、これまでの経験から建築士などの方々が「士」として自立するためには消費者の潜在的なニーズを掘り起こし、デザインする必要性を強く感じています。

 田村氏は、これまで「同潤会江戸川アパートメント」など多くの建築物の再生事業に携わっており、森ビルのアーク都市塾の専任講師として、事業収支計画を軸に建築関連分野の実務知識を教え、延べ500人以上のプロを育成し、さらに2015年から3年間、建築設計者や工務店経営者、建築営業マンなどを対象とした「クライアント・アドバイザー養成塾」という社会人向けの塾を実施し、延べ100名近いプロを養成してきた。

 今回、塾を開講するのは、「建築業界は、オリンピック効果もあって、バブル以来の好景気に沸いていましたが、本格的な縮小社会の到来と新型コロナの影響により、かつてないほど厳しい状況に直面している」「新築需要全体が縮小する中では、これまでの集客や受注のやり方を繰り返すだけでは、需要縮小の波に飲まれてしまう。建築の専門家が建築のことだけを知っていれば済んだ時代は、とうに終わった」などという危機感が背景にある。

 そうした中、建築士などが自立するには、顧客の本当のニーズをきちんと把握し、それに応えることによって顧客との信頼関係をしっかりと築くことが大事であり、そのためには建築に隣接する不動産や税務、法務、事業収支やファイナンスなどについても、クライアントの質問に答えられる程度の専門知識やノウハウを身につけておくことが極めて重要」という。

 田村氏は「私も66歳になり、あと何年、現役でいられるかわかりません。そうした中で、私がこれまで40年以上にわたり培ってきた建築と不動産の中間分野の実務ノウハウやスキルをもう一度あますことなく次の世代の方々に伝える場を、ぜひ、つくりたいと思う」とメッセージを寄せた。
「建築サバイバル塾KSJ」の顧問に青木茂建築工房主宰・青木茂氏と東京大学大学院工学系研究科建築学専攻特任教授・松村秀一氏を迎え、創造系不動産代表取締役・高橋寿太郎氏を塾長補佐に、また、近畿大学建築学部准教授でSPEAC取締役・宮部浩幸氏をアドバイザーに迎える。

 開講に当たって青木氏は「建築家の仕事は多様な対応を迫られる。建築の技術のみならず法律、環境、世界の経済界の動き等を熟知しなければ建築家として大成は叶わない。田村誠邦先生は建築の経済の第一人者である。氏から学ぶことにより新しい知見を得ることを確信している」とコメントを寄せている。

 また、松村氏も「巨大な新築市場が長く継続していた建築界では、専門分化は究極まで進んでいるし、ある専門に特化して技を磨いた職人的な存在を讃える傾向も強い。しかし、ストックが飽和状態を超え市場環境が一変した今日、必要なのは建築と不動産、技術と経営等、複数の専門領域を軽々と同時にこなし得る知識とセンスを持った人材だ」とコメントしている。


「建築サバイバル塾KSJ」の詳細と「オンラインセミナー&個別相談会」の案内は次のURLで。

http://www.abrain.biz/kobetsu/

「旧耐震マンション 何も検討しない」選択肢はない アークブレイン・田村氏(2014/1/6)

 


 

 

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