三井不動産は12月15日、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動させると発表した。
すでに2020年9月から、10業種11店舗の事業者とともに首都圏のマンション4か所と日本橋・福徳の森でトライアルイベントを実施している。
「THE TOYOSU TOWER」管理組合理事長・菅谷武史氏は「様々なお店がマンションの近くに来ることで、便利なサービスによる生活利便性の向上と、豊洲にはない新しいお店との出会いにつながり、共働き・子育て等で忙しい居住者の楽しみの1つになりそうです」とコメントを寄せている。
同社は「移動商業店舗」プロジェクトを通じて、自宅やオフィスなどの身近な場所でリアルな買物を気軽にできる体験と、思いがけない魅力的なコンテンツ(店舗)と出会える体験価値の創出に取り組み、将来的にはホテルなど様々な移動式サービスに広げていくとしている。
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いい取り組みだ。同じではないが、三菱地所は9月、新宿三丁目の所有地で「バスあいのり3丁目テラス」開業した。
記者はコロナ感染を避けるため徹底して「三密回避」を実践している。取材などで外出しても、コンビニでお握りと缶ビールを買って野外で食べるか、一番安全と思われるホテルを利用するようにしている。
国土交通省や東京都、各自治体も飲食店を支援するため道路や公園の臨時使用に関する緩和措置を取っている。
国交省は6月、新型コロナ拡大を受け、テイクアウト、テラス営業のための道路占用許可を緩和した。東京都は7月、飲食店などを支援するための緊急措置として、都立公園内での占用許可の基準を緩和した。このほか、世田谷区、杉並区、江戸川区なども独自の〝キッチンカー(移動販売車)〟を行っている。
ところが、記者が知らないだけかもしれないが、国交省の緩和措置を受けて営業している店舗など見たことがないし、キッチンカーも見たことがない。なぜなのか不思議でならない。せっかく国や自治体が支援に乗り出したのだからどんどん利用すべきだと思う。〝夜鳴きそば〟〝屋台ラーメン〟はなくなったのか。爆発的にヒットするのではないか。商店街ぐるみで取り組めば知恵もわくはずだ。