「CLT PARK HARUMI」
三菱地所は12月21日、「ウッドデザイン賞2020」受賞191作品のうち「CLT PARK HARUMI」がライフスタイルデザイン部門「優秀賞(林野庁長官賞)」を受賞し、「PARK WOOD office iwamotocho」も同部門で受賞したと発表した。
「CLT PARK HARUMI」の受賞ポイントは、「CLT のショーケースとして、子どもや来場者が木に触れその魅力を感じることができる空間。多様な工法による多様な空間、端材を使ったテーブルやスツールなど、随所に木を感じられる仕掛けを施している。地域材を活用し、都心で使用した後、解体移築し、また里帰りさせるという木造建築ならではの都市と地方を結ぶ循環型経済モデルとしても独創的な取組」であることとされている。
同社は昨年、日本初となる中高層木材ハイブリッド建築物の「PARK WOOD 高森」が「最優秀賞(農林水産大臣賞)」を受賞しており、2年連続しての上位賞受賞となった。
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「CLT PARK HARUMI」は当初の予定通り解体され、岡山県真庭市に移され新たな形で展示・公開される。晴海で展示したのは国内外の東京オリンピック観戦客向けも目的の一つだったので、コロナの影響で実現しなかったのは残念だ。