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2021/02/28(日) 17:27

ビーロットが反転攻勢へ REAT運用資産500億円 販社を吸収合併 100年企業指向

投稿者:  牧田司

 新型コロナの影響で販売用不動産の利益率が低下し、所有ホテルで評価損を計上したことなどから2020年12月期の売上高は26,481百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益は1,719百万円(同56.8%減)、経常利益は1,033百万円(同70.7%減)、純利益は344百万円(同85.8%減)となり、上場来初の減益となったビーロットが反転攻勢をかける。

 2020年12月期で増収となったものの大幅な減益となったことを受け、同社は2023年12月期を最終年度とする中期経営計画を策定。最終年度売上高297億円、経常利益36億円、純利益24億円を目標に掲げた。既存事業の強固な基盤創りと時代の変化に柔軟に対応した新しいビジネスの創出に向け、永続的に成長する100年企業を目指す。

 収益の柱となるREIT事業では、前期中にAM子会社2社を合併し、エクイティ約56億円の募集を開始。4月からはB-Lot Croud Fundingの販売を開始する。AUM(運用資産)500億円を指向する。

 また、もう一つの収益源とする不動産コンサルティング事業では、前期中にJR神戸線最大級の関電不動産開発・三菱地所レジデンス・JR西日本不動産開発の共同事業マンション「シエリアシティ明石大久保」810 戸の関電不動産開発の復代理として販売に参画。2016年4月にM&Aで子会社化したマンション販売代理業のライフステージを4月1日付で吸収合併することが決定した。

 2月22日行われた決算説明会で、宮内誠社長は「アフターコロナ、ウィズコロナを第2の創業期ととらえ、今後、永続的に成長する100年企業を目指し、この数年を次の更なる飛躍のステージとする」と語った。

 同社は2008年10月設立。社長にオリックス社長、会長、グループCEOを歴任したプロ野球・オリックス・バファローズのオーナー・宮内義彦氏の長男・宮内誠氏が社長に、サンフロンティア不動産出身の長谷川進一氏と望月雅博氏が副社長にそれぞれ就任。2014年3月、マザーズ上場、2018年2月、東証一部に指定替えとなった。

「野球愛は変わっていない」 ビーロット・長谷川進一副社長 熱く語る(2020/3/13)
 

 

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