三井不動産レジデンシャルは8月17日、多様なライフスタイルに合わせた最適なソリューションと、場所・期間にとらわれないフレキシブルな新しい暮らし方を提案する「Life-stylingプロジェクト」を始動し、その第1弾として、三井のすまい居住者と三井不動産グループのメンバーシップ・サービス「三井のすまいLOOP」会員を対象としたすまいのサードプレイス「イエチカBASE」を8月23日に武蔵小杉でトライアルオープンすると発表した。
「イエチカBASE」は、JR・東横線武蔵小杉駅北口駅からすぐの武蔵小杉一丁目に位置。周囲を気にすることなくWEB会議や動画鑑賞・ゲームなどに集中できる「個室ゾーン」、ソファで寛ぎなら仕事のアイデア出しや好みの本・雑誌の読書に没頭できる「プライベートゾーン」、貸切可能の「リラックスゾーン」など様々な利用シーンを想定している。
同社は、「Life-stylingプロジェクト」を立ち上げた背景として、「人口減少や人生100年時代の到来に加え、昨今のコロナ禍を経て、人々の生活様式・行動様式は短期間で大きく変容し、これまでのようなすまい・オフィス・商業施設・ホテルといった生活空間の在り方の境界線が曖昧となり、人々のくらしの基盤となる『すまい』に求められる価値観はより多様化している」とし、「もっと手 軽に身近なところで、お客様自身が必要に応じて、好きなエリア、好きな拠点、好きな用途、好きな時間(期間)を自由に選んで利用できるような新しいすまいや暮らし方が必要であると考えた」としている。
「イエチカBASE」に続く第2弾として「多拠点居住サービス」のトライアルも行う予定。
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いい取り組みだと思う。場所は、同社が再開発を予定しているエリアの一角で、三井不動産レジデンシャルサロンがあるところのはずだ。
そこで、各社にも提案。現在、多くのデベロッパーが主にマンション購入予定者を対象にした常設のギャラリー・サロンを設けているが、ほとんどは予約制のはずで、敷居も高い。対象をもっと広げ、自由に利用できるようにしたらいいと思うがどうだろう。喫茶店・本屋・飲食店などとコラボする手もあるのではないか。ナイスが行っているように、仲介店舗は地域住民が自由に利用できるようにしてはどうか。