「グランドメゾン浅草花川戸」
積水ハウスが11月上旬に分譲する「グランドメゾン浅草花川戸」を見学した。浅草駅から徒歩4分、同社初と思われるコンパクトマンション全25戸で、目の前が隅田公園-隅田川-スカイツリーという希少立地から坪単価は500万円超となるが、一挙販売になる可能性が高い。
物件は、東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩4分、都営浅草線浅草駅から徒歩7分、東武伊勢崎線浅草駅から徒歩3分、台東区花川戸1丁目の商業地域(建ぺい率80%、容積率600%)に位置する14階建て全25戸(事業協力者住戸3戸含む)。専有面積は40.52㎡(2戸)・50.46㎡(20戸)、第1期(戸数未定)の価格は6,000万円台~8,600万区円台。坪単価は505万円の予定。竣工予定は2022年6月。設計・監理は別所浩司建築研究所。施工は日本建設。
現地は、銀座線浅草駅から徒歩4分×隅田公園近接物件は過去26年間でわずか1物件しかないという希少立地で、道路を挟んだ正面に徒歩1分の隅田公園があり、隅田川-スカイツリーが展開する。隣接地に東京地下鉄の無人変電所ビルが建設されるが、電磁波の影響を受けないことが確認済みという。浅草寺は徒歩5分、東京スカイツリーは徒歩14分。
建物は1フロア2戸構成で、全戸角住戸、内廊下方式、両面バルコニー、全戸南東向き。分譲対象の住戸は3階の1LDK2戸と4階以上の2LDK20戸。主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、リビング天井高2500ミリ、Low-E複層ガラス、メーターモジュール廊下、「スマートUD」、24時間換気の「エアキス」、全戸浴室窓付きなど。
販売担当者は「当社には珍しい(初ではないか)コンパクトですが、基本スペックは『グランドメゾン』にこだわって仕上げています。坪単価は505万円を予定していますが、反響はとてもよく第1期で全て供給し、一挙に完売になる可能性が高いとみています」と語った。
完成予想図
建設現場(助六夢通りから)
模型(隅田川方面から)
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坪単価には正直驚いた。コンパクトでリバービューの立地からして坪単価は400万円を突破するのは間違いなく、ひょっとしたら人気になった東京建物「Brillia上野Garden」の430万円を超え450万円くらいではないかと予想した。
ところが、担当者によると上野・浅草駅圏の主だった中古マンションは軒並み坪500万円を突破しているとのことだった。
以前、浅草のマンションを見学したとき、隅田川花火を見物するためにマンションを購入するお金持ちがいたのを思い出したので、そのような層の購入希望者が多いのかと聞いたら、「花火は一部の住戸からしか見えません。花火は〝売り〟にしていません」ということだった。
新築もそうだが、このところ都心部の中古マンションがすさまじい勢いで上昇している。浅草で500万円とは…。モリモトの駅から少しある「ピアース浅草」も残り1戸だそうだ。
浅草寺
「緊急事態宣言が解除されて六区が大変賑わっている」と聞いたので夜7時ころ寄ってみた。この日は朝10時に朝食をとってからコーヒー2杯とお茶しか飲んでいなかったので、どこかで一杯と考えたが、ぐっとこらえ、いつものようにコンビニでおにぎり1個と缶ビールを買って路上飲みした。
大激戦の「築地」尻目に空白区で圧勝か 東京建物「Brillia上野Garden」(2019/11/11)
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