ポラスグループ中央住宅は2月21日、販売好調の「ルピアグランデ柏 ココロリゾート」(全196戸)の最終販売8戸を社内外のスタッフやデザイナーが提案した空間として新たなコーディネートを施した「住まいコレクション」として1月27日から販売開始すると発表した。
「住まいコレクション」は、顧客ニーズを探るとともに、1棟リノベーションマンション事業などへのデザインの経験値を積むため。販売するのは以下の8戸。
①変化を楽しむ暮らし:スライドテーブルと収納BOXの組み合わせで変化を楽しむ部屋
「変化を楽しむ暮らし」
②ホームグランピング:ハンモックやテント、アウトドアチェアで、おうちでグランピングの部屋
③西海岸リゾート:リゾート感に満ちたインテリアを採用した非日常を味わう部屋
④TSU・NA・GUリビング:回遊性の高い家具配置、親子で楽しめる黒板クロスなど家族がつながる部屋
⑤ぬくもりのヴィラ:軽井沢をイメージしたリゾートスタイルの部屋。電気暖炉で炎も演出
⑥快眠ウェルネス:エアウィーブのマットレス、森林浴アロマなど快適な睡眠環境を提供の部屋
⑦ソファラウ ンジ:床から壁まで、赤が際立つ3色のスタイリッシュな空間の部屋
⑧夢見るクローゼット:洋室を一部屋まるごとクローゼットにした住まいの部屋
価格は3,998万~4,498万円、専有面積は70.06~73.45㎡。一般分譲(坪単価160万円)と比べて1戸当たり坪20~40万円くらい、グロスにして500~800万円くらい高い。
「ルピアグランデ柏 ココロリゾート」は2021年9月の竣工前完売が可能なほど人気を集めている。
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同社はコロナの感染拡大がなければメディア向け見学会を開く予定だったが、自重したようだ。実物を見学できないのが残念だ。この種のチャレンジは聞いたことがない。もともと商品企画が優れていたからできめる芸当ではあるが、コンセプトを明確に打ち出し、ターゲットを絞り込む販売手法は大賛成だ。一般分譲よりグロスにして500~800万円高いのもうなづける。