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2022/12/03(土) 13:30

木造賃貸&ZEH-M 三井ホーム「(仮称)MOCXIONモクシオン四谷信濃町」構造見学会

投稿者:  牧田司

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「(仮称)MOCXIONモクシオン四谷信濃町」

 三井ホームは12月2日、木造賃貸マンション「(仮称)MOCXIONモクシオン四谷信濃町」のメディア向け構造現場見学会を実施した。昨年11月に竣工した「MOCXION INAGI(モクシオン稲城)」に続く、同社設計・施工の東京23区内で上棟した初の物件。

 物件は、東京メトロ丸の内線四谷三丁目駅から徒歩7分、新宿区須賀町7に位置する第一種中高層専用地域(建ぺい率60%、容積率300%=道路・斜線・日影規制で実質183%)に位置する敷地面積約262㎡(80坪)、4階建て延べ床面積約593㎡(180坪)の全16戸。専用面積は21.66~31.52㎡。構造は木造枠組壁工法。設計・施工は三井ホーム。工期は2022年6月着工~2023年5月竣工(予定)。

 現地は、幅員約4mの南道路と西道路に接道。道路、斜線、日影規制などから実質容積率は183%しか確保できなかったが、様々な工夫を凝らしレンタブル比率を高め、また、大型クレーンの設置が厳しい施工条件に対しては小型のクレーン車を利用することで、工期も予定より約1か月短縮できたという。

 基本性能ではZEH-M(Oriented)を取得する予定で、一次エネルギー消費量を20%以上低減する。また、住宅性能表示制度の「劣化対策等級」で最高等級の3を取得することで、建物の75~90年の耐久性を実現するほか、同社独自の「高性能床遮音システムMuteミュート」を採用することで鉄筋コンクリート造と同等クラスの遮音性能を確保する。

 見学会で同社施設事業本部コンサルティング第一営業部・井上氏と依田氏は、建築主の個人オーナー企業は、同社の既存顧客で、収益物件として賃貸マンションを建設する目的で土地を取得。「稲城」も見学し、木造マンションのコンセプトに共感したことから事業化が決まったと話した。

 また、RC造と同等の減価償却期間(47年)の選択も可能になったことから、減価償却期間が22年の木造より家賃設定を高くし、償却後の利回り想定も高くなることなどから節税/収益、保有/売却の柔軟な運用提案ができるのも決め手になったと強調した。

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〝あなたはまだ現しでないといけないという呪縛、木造コンプレックスから抜け出せないのか〟と言われそうだが、美しいものは美しい

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現場

木造賃貸&ZEH-M 満足度は98% 三井ホーム「稲城」入居者アンケート(2022/12/3)

 

 

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