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2022/12/28(水) 16:54

「こだわり記事」本数はコロナ前から半減…でも〝記事はラブレター〟貫く

投稿者:  牧田司

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「静物」(油彩、F6号)

 本日(12月28日)のこの記事が、今年最後のRBAタイムズWeb版「こだわり記事」です。独断と偏見に満ちた、時には〝毒〟を含むこのWebサイト「こだわり記事」にお付き合い頂いている皆さまに感謝申し上げます。皆さまは神様です。

 さて、今年の「こだわり記事」発信本数は約440本。本数はコロナ前から半減しました。RBA野球大会が3年連続中止になり、さらにわたしの守備範囲である分譲マンション・分譲戸建ての現場取材も例年の半分に激減したことがその主な理由です。

 しかし〝記事はラブレター〟。減った分だけ中身を濃くし、各社から発表されるプレス・リリースをそのままコピペするようなことは極力避け、わたしなりの論評を加えたつもりです。

 取材不足は否めませんが、新築分譲住宅市場はマンション、戸建てとも用地難・建築費上昇が続き、平均的な住宅購入検討者の取得限界を超えているものの、低金利を背景に新しい生活様式などの浸透もあり、選択肢も増えたことなどから堅調に推移したと実感しております。

 中古市場は成約件数の減少が続いている一方で成約単価、在庫単価の上昇が継続しており、先高観を反映していると思われます。中長期的に見て市場が拡大するのは間違いないはずです。

 今後の見通しは、日銀が先に大規模金融緩和策を見直し、これまでプラスマイナス0.25%としていた長期金利の変動幅をプラスマイナス0.5%程度に拡大すると発表したことから、住宅ローン金利は上昇基調に転じ、住宅価格下げ圧力も強まると思われますが、この利上げ幅ならば直ちに住宅市場に大きな影響を及ぼすことはないのではないかと考えております。

 とはいえ、自然災害と同様、先が全く読めない地政学的なリスク、物価高による消費動向がどう変わるか不確定要素が多く、先行き不透明感は増しています。皆さまの創意と工夫によりこの難局を乗り切り、課題を解決されることを期待しております。

 皆さまにとって、来年が輝かしい年であることを祈念いたします。わたしも年々弱っている腕力を筆の力に置き換え、書ける限りの力を振り絞って、少しでも住宅・不動産業界の役に立てるよう記事を発信していくことをお約束いたします。

 ブラボー! 

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