RBA OFFICIAL
 
2023/02/03(金) 15:34

2024年度着工から全てZEH-M仕様マンションに 大和ハウス工業

投稿者:  牧田司

 大和ハウス工業は2月3日、2024年度以降に着工するすべての新築分譲マンション「プレミスト」をZEH-M仕様にすると発表した。同社は、2022年5月に公表した「第7次中期経営計画」で、2026年度に分譲マンションのZEH-M比率を100%にする目標を掲げているが、その開発・販売態勢が整ったことから、2年前倒しして採用するもの。

 同社は2018年からZEH-M仕様マンションの開発を開始しており、これまで全国で15物件を竣工。全体に占める割合は2022年度には76%(予定)に達している。

◇        ◆     ◇

 同社のZEH-Mマンション比率が2022年度で76%(予定)に達していることなど全然知らなかった。知らなかったのは、首都圏での物件は「プレミスト平和台」(2021年竣工)しかないのも理由の一つだ。この物件は最高に素晴らしかった。コロナが怖く、恐る恐る取材したのを思い出す。

 首都圏で供給されているマンションのZEH-M比率はどれくらいだろうか。20%もないはずだ。圧倒的少数なので、このZEH-Mのよさを消費者も知らないだろうし(記者が取材した約30物件はほとんど完成までに売れているはずだ)、ZEH-M仕様でなくとも販売面でマイナスにはならないだろうが、数年後には当たり前になる。そうでないと消費者から見放される。根雪のように残る。

 その意味で、同社は一歩先に出た。主要な住宅・不動産業界では、ほぼ100%近いと思われるオリックスグループや積水ハウスなどとともにトップクラスではないか。住友不動産も2021年9月、同社が分譲するすべてのマンションをZEH-M仕様にすると発表している。

大和ハウス工業「平和台」 同社初の「ZEH-M Ready」 申し込み殺到 早期完売へ(2020/9/15)

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン