東急不動産ホールディングスは3月3日、「東急プラザ銀座」(敷地面積2,072㎡、簿価118,598 百万円、坪18,889万円)を三井住友トラスト・パナソニックファイナンスに売却し、2023年3月期決算で特別損失として211億円を計上すると発表した。運営は継続する。
◇ ◆ ◇
「東急プラザ銀座」は、同社が旧東芝銀座ビルを2007年に取得し、2016年3月に開業。周辺には大丸、高島屋、三越、松屋、GINZA SIX(旧松屋)などの名だたるデパートが群雄割拠し、「東急プラザ」は駐車場が少ないことなどから苦戦が伝えられていた。記者は、開業時の記者見学会を含めて数えるほどしか訪れていないが、最高のデパートだと思っている。
今回の決定は、よく言われる選択と集中の経営判断か。ホテルと同様、所有と運営を分離するのは時代の流れなのか。
東急不 「東急プラザ銀座」3月31日開業 ターゲットは玄人の「大人」(2016/3/28)