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2023/03/23(木) 16:26

サ高住・介護付きシニア住宅開発に加速 三井不レジ「千里中央」548室開業

投稿者:  牧田司

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「パークウェルステイト千里中央」  

 三井不動産レジデンシャルは3月23日、大阪府最大規模となる豊中市の全548室の住宅型有料老人ホーム「パークウェルステイト千里中央」を3月27日に開業すると発表した。「パークウェルステイト」シリーズとしては2019年開業の「浜田山」(70戸)、2021年開業の「鴨川」(473室)に次ぐ第三弾で、関西圏では初となる。同社は来年秋開業予定の3物件を合わせ6物件2,695戸・室を開業する。

 物件は、北大阪急行線千里中央駅まで専用シャトルバスで約10分、千里中央駅から梅田駅までは電車で19分、大阪府豊中市北緑丘1丁目に位置する敷地面積約17,909㎡、延床面積約45,120㎡、13階建て居室数548室(一般居室470室、介護居室78室)。一般居室の専用面積46.69~78.95㎡、料金は入居一時金3,135万~7,940万円(78歳・一人入居の場合)。竣工は2023年2月。設計・施工は長谷工コーポレーション。

 2021年7月にHPを開設後、約3,500件の問い合わせがあり、申込件数は約220件。申込者の居住地は豊中市約20%、吹田市約15%、大阪市約15%、兵庫県約15%、その他約30%。年齢は60歳代約10%、70歳代約40%、80歳代以上約50%。人数は1人70%、2人30%。男女比は女性70%、男性30%。

 大規模物件にふさわしいエントランスホール、広い空間と高い天井高とし、ラグジュアリーな空間を演出しているほか、ダイニングやバーカウンター、水景や松などの植栽を臨む「離れ」、箕面の山々を眺められる「屋上庭園」などを設置。

 入居者同士のコミュニティを図る共用施設では、露天風呂、ジャグジー、低温サウナ、数種類のシャワーが時間差で流れ落ちアロマが香る「エクスペリエンスシャワー」を備えた大浴場、約1,500冊の書籍を取り揃えたライブラリー、多目的ホール、フィットネスルーム、ビリヤードルーム、麻雀ルーム、カラオケルーム、シアタールーム、演奏室など。「季節湯」や「子ども食堂」など地域とのコミュニティを育むイベント、サークル活動などによりアクティビティの場を創出する。

 医療・介護サービスでは、医療法人との医療連携のほか、併設クリニックと薬局が電子的に処方箋を連携することにより、入居者の利便性を向上し、介護専用フロアの設置、24時間常駐の見守り・生活支援サービスを提供する。

 健康サポートでは、エイジングケアサポートプログラムや脳・活性化プログラム「i トレ」、三井住友銀行が運営する医療版情報銀行アプリを導入(大阪大学医学部附属病院監修)し、予防医療から先進医療、薬・介護まで連携した新たな地域医療サービスを提供する。

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メインエントランス(左)とラウンジ

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ダイニング(左)とサロン

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 離れ(左)と屋上庭園

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 この前の、今後7年間で3,000室以上を供給するという旭化成ホームズの自立~フレイル期シニア向け賃貸住宅「へーベルVillage」記者発表会も驚いたが、コンセプト・ターゲットは異なるとはいえ、三井不動産レジデンシャルの「パークウェルステイト」もまた凄い。

 今回の「千里中央」と開業済みの「浜田山」「鴨川」、2024年秋開業予定の「湘南藤沢」(566室)「西麻布」(421室)「幕張ベイパーク」(617室)をトータルすると6物件で2,695戸・室だ。

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大浴場(左)と介護フロアリビング

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ウェルネスリビング

健康寿命延伸に効果発揮 旭化成ホームズ シニア向け賃貸「へーベルVillage」(2023/3/22)

サ高住の最高峰「浜田山」を超える 三井不動産36階建て421室「西麻布」着工(2021/6/7)

サ高住の最高峰 月額賃料は約94万円(59㎡) 三井不レジ「浜田山」竣工(2019/5/29)

 

 

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