「M’s CROSS(エムズクロス)人形町」
三菱地所は7月6日、「ハシゴ酒×楼閣」がコンセプトの飲食横丁「ハシゴ楼」を都市型商業施設「M’s CROSS(エムズクロス)人形町」(10階建て)内の1~5階にオープンする。3日、施設が報道陣に公開された。市場規模も4~5倍だろうから当然なのだろうが、内覧会にはマンション見学会の数倍の報道陣が駆けつけていた。
「M’s CROSS人形町」は、東京メトロ日比谷線「人形町」駅徒歩1分、中央区日本橋人形町1丁目の人形町交差点に面する10階建て敷地面積約281㎡、延床面積約1980㎡。設計はIAO竹田設計。施工は村中建設。
「ハシゴ楼」は「ハシゴ酒×楼閣」を掛け合わせたもので、「花鳥風月」をテーマにした内装で、1階は「序」(明けの空)、2階は「花」(華やか)、3階は「鳥」(賑やかさ)、4階は「風」(風流)、5階は「月」(月夜の心地よさ)。1フロア3~4店舗。1店舗当たり7坪が中心。総店舗数は18店舗。完全キャッシュレス、オープンカウンター。
コロナ禍を受けて従来の計画を変更、内装・内装造作のほとんどを同社が負担して飲食店の出店コスト低減、賃料は固定費を抑え、歩合制を採用しているのが特徴。
内覧会で人形町商店街協同組合理事長・柴川賢氏は「土地はシャッターが閉まっていたところ。街はオフィス、マンションが増えており、コロナを経て観光地としても賑わいを取り戻しつつある。益々の発展を期待している」と挨拶。
同社河賢男氏は「狭小敷地を対象にした都市型商業施設は2017年の第1号から3物件目。当初は1フロア1店舗、内装はテナント負担を計画していたが、コロナの影響を受けて見直し、当社が内装を負担、賃料も固定費を抑え、売り上げによって変動する歩合制に切り替えた。リーシングも公募にしたところ、テナントの初期費用、リスクが軽減できることから全国から反響があり、想定の2倍の応募があった。当社とテナントが一心同体の新しいスタイルの運営を行っていく。年間約15万人が集客目標」と語った。
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この種の商業施設は、野村不動産の「GEMS」を見学・取材したことがあるが、1フロアに3~4店舗、1店舗7坪平均というタイプは初めてで、オープンカウンター、キャッシュレスというのも記者はやや抵抗感がある。タバコを吸えないのは難点だと思ったが、1~5階利用客でも6階の喫煙所が利用可能のようだ。
値段が高いのか安いのか、これは利用者の懐具合。5階のすし屋「すし其一」で記者の好きな「こはだ」を一貫(380円だったか)握ってもらって食べた。回転寿司のそれとは全然異なり、とてもおいしかった。人形町には目が飛び出るような高額のすし屋が多いが、ここは一人1万円以下で十分楽しめそうだ。
4階の「オイスタースタンド人形町」の生ガキは690円。生ガキは大好きで、以前は10個くらい食べていたが、もう食べられない。生ガキの値段は最近べらぼうに高くなっているようだ。
1階の「スタンドクレイジークラフトビア」では、コロナ禍で覚えた「せんべろ」メニュー(1,500円)を注文した。お金を払おうとしたら、ただで飲ませてくれた。ハーフのビールは500円。記者などはこれでは物足りず、パイント(800円)で2~3杯は飲むだろうから、3,000円くらいになりそうだ。この前、越谷のバルでビール2杯と生ガキ1個を食べたら2,500円(頼みもしないお通しが500円)だった。
「スタンドクレイジークラフトビア」の「せんべろ」メニュー(つまみは2種選べる)