東京建物が分譲中の「Brillia(ブリリア)南浦和」を見学した。駅西口ローターリーに面した期間72年の定期借地権付きの全59戸で、第1期28戸に22戸の申し込みが入るなど、好調なスタートを切った。
物件は、JR京浜東北線・武蔵野線南浦和駅西口から徒歩2分、さいたま市南区南本町1丁目の商業地域に位置する期間72年の定期借地権付き15階建て前年同月比70戸(一般分譲59戸、地権者住戸11戸)、他店舗1区画)。専有面積は58.66~74.52㎡、価格は5,299万円~6,899万円。坪単価は310万円。地代は10,257円~13,030円(月額)。竣工予定は2024年11月中旬。設計・施工は長谷工コーポレーション。デザイン監修はParks Architects。
現地は、従前は駐車場に利用されていたところで、丸広百貨店に隣接。敷地北側は道路を挟んで武蔵野線の高架。建物は南東向きで、1フロア5戸。2LDKが1スパン、3LDKが4スパンの構成。
主な基本性能はZEH-M、二重サッシ、直床、リビング天井高2500ミリ、食洗機、浴室タオル掛け2本など。
4月にホームページを開設し、モデルルームオープンは6月から。これまで約900件のエントリーがあり、モデルルーム来場者は約200組。第1期28戸に22件の申し込みが入っている。大半は市内南区居住者で、この他は市内や川口、蕨市居住者など。都民は少ないという。
販売担当のゲストサロン副所長・川本大喜氏は、「高砂小学校も徒歩圏で、〝塾銀座〟と呼ばれるほど塾も多く、学区とモデルルーム(74㎡)の提案に高い評価を受けています。定借ではありますが、坪300万円台の前半で、始発駅でもる駅に近接、専有圧縮が進む中、70㎡以上を確保している特徴をきちんとお客さまに伝えていく」と話した。
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南浦和駅圏のマンション見学は3年ぶりだが、坪単価は想定内だった。東北沿線居住者の都民の方は荒川越えで、定借の坪単価310万円は高いと感じるかもしれないが、今回の物件が竣工する2024年末の赤羽の再開発マンションは坪500万円を、浦和駅直ぐの再開発物件は坪400万円をはるかに超えるはずだ。相対的に値段が安かった総武線沿線の再開発マンションも軒並み坪400万円を突破することになりそうだ。
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