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2023/09/15(金) 09:53

マンション管理適正評価制度の〝見える化〟へ 個社データの公表にも期待

投稿者:  牧田司

 良好な管理が市場で適正に評価される仕組み「マンション管理適正評価制度」の〝見える化〟が実現しそうだ。9月14日行われたマンション管理業協会(理事長:高松茂・三井不動産レジデンシャルサービス会長)の記者懇談会で明らかになった。

 同制度は、マンションの管理状況や管理組合の運営状態を6段階で評価し、インターネットを通じて情報を公開する仕組みで、2022年4月にスタート。2023年8月末で登録件数は1,503件となっている。同協会は2024年度末までに1万件の登録を目標に掲げている。

 〝見える化〟は、同協会が委託したシンクタンクと学識経験者で検討されているもので、★の数によって仲介段階の査定価格はどうなるのか、売り出しから成約までの期間に影響はあるのかないのか、成約価格は近傍同種の物件と比較してどうなるかなどを定量的に分かるようにする。

 同協会は「現段階ではデータ量が少なく、公開する段階ではないが、〝見える化〟を行う」としている。

 記者は、管理会社別に登録件数や管理件数に占める登録件数比率を公表すべきではないかと質問したが、高松理事長は「内部データとしては収集しているが、公表する予定はない」と語った。

 これは、同協会としては公表しないということだが、個社が公表することを縛るものではないと解釈できる。理事長会社として三井不動産レジデンシャルサービス(三井不動産レジデンシャル)は公表すべきだと思う。同社が公表したら、野村不動産パートナーズ(野村不動産)だって、伊藤忠アーバンコミュニティ(伊藤忠都市開発)だって負けていないはずで、各社が競いあえば、制度の普及スピードは加速する。消費者への認知度も飛躍的に高まる。

★5つは21% 会員間の競争を促すべき マンション管理協 マンション適正評価制度(2023/8/21)

星の数より件数2年後の適正管理評価1万件目指す マンション管理協 総会・懇親会(2023/6/14)

登録件数1000件突破 ★5つ最多は伊藤忠アーバン マンション管理適正評価(2023/4/2)

 

 

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