令和5年度の東京都港区の所得割額は、前年度が大幅に伸びた反動とコロナの影響からか総額は約870.3億円(前年度比2.4%減)で、納税義務者1人当たりの所得割額も586千円(同3.9%減)となったが、課税標準額が1億円超の納税者は前年度比11.4%増の1,392人となり、過去最多を更新。課税標準額1,000万円超の納税者も前年度比1.7%増加した。
課税標準額が1億円超の納税者は、納税義務者の0.9%に当たる1,392人(前年度比11.4%増)となり、過去最多を更新。所得割額費額は244.2億円で、全所得割額870.3億円(同13.0ポイント減)の28.1%(同3.4ポイント減)を占めている。
納税者1人当たりの所得割額は586千円(同3.9%減)で、1億円超の所得割額は17,547万円(同21.9%減)となっている。
課税標準額が1,000万円を超える納税者は、全納税者の18.6%、27,680人で、前年度より7.1%増加し、所得割額総額の72.7%を占めている。
所得割額は、総所得から基礎控除、配偶者・扶養控除、社会保険・生命保険料控除額などを差し引いた課税所得金額に税率10%(都民は都民税4%+市町村民税または特別区民税6%)を掛けた金額。