野村不動産が分譲中のマンション「プラウド新浦安パークマリーナ」を見学した。駅からはややあるが、大型商業施設が揃うシンボルロードから少し入った公園に隣接しており、全218戸のうち残りは37戸(先着順9戸含む)と好調。
物件は、JR京葉線・武蔵野線新浦安駅から徒歩21分(バス約5分・徒歩6分)、浦安市日の出四丁目の第一種低層住居専用地域に位置する敷地面積約19,405㎡、4階建てⅠ~Ⅲ街区218戸(募集対象外住戸1戸含む)。先着順で分譲中の住戸の専有面積は80.01~90.17㎡、価格は7,098万~10,798万円(最多価格帯7,500万円台)、坪単価は約320万円。竣工予定は、Ⅰ街区は2024年9月竣工済、Ⅱ~Ⅲ街区は2024年12月下旬。施工は三井住友建設。
現地は、ニューコースト新浦安、ケーズデンキ、ケーヨーデイツー、フォルテ新浦安などの大型商業施設が建ち並ぶ幅員約50mのシンボルロードから少し入ったところで、従前敷地は社宅。建物は約5,000㎡の「日の出おひさま公園」に隣接。公園に面したⅠ街区(アリーナヴィラ)はシンボリックなラウンド形状となっている。
マンション設計段階から野村不動産パートナーズと連携し、発電出力112KWの大規模太陽光システムを導入。同社グループの一括受電スキーム「enecoQ」を採用することで、共用部だけでなく、専有部にも太陽光発電による電力供給を可能にし、電気とガスを組み合わせたハイブリッド給湯器(年間約4万円の光熱費を削減)を備えている。
このほか主な基本性能・設備仕様は、「ZEH-M Oriented」水準、「低炭素建築物」認定、コンクリバルコニー隔て板(一部除く)、二重床・二重天井、リビング天井高2450ミリ、サッシ高2300ミリ、ディスポーザー、御影石キッチン天板、食洗機、幅広リビング収納(約1畳大)、Low-Eガラス、浴室タオル掛け2か所など。
共用部は約2,800㎡超の2つの中庭と、それぞれ機能が異なる2つの木造共用棟を採用。駐車場設置率は100%。
販売開始は今年1月からで、これまで177戸を成約。残りは40戸(うち先着順11戸含む)。11月に第4期(戸数未定)を供給する。
同社が新浦安エリアでマンションを分譲するのは、2008年竣工の「プラウド新浦安」(733戸)、2009年竣工の「プラウドマリーナテラス」(179戸)、2011年竣工の「プラウド新浦安パームコート」(550戸)に次いで今回で4物件目。同駅圏でのマンション供給は、2022年竣工の三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス新浦安マリンヴィラ」(528戸)以来となる。
三菱地所レジデンスの坪単価は222万円だったので、ずいぶん高くなった印象を受けるが、最近のマンション価格の高騰からして納得もした。
モデルルームはラグジュアリータイプの約90㎡で、サッシ高2300ミリ(一部除く)、フィオレストーンキッチン天板(コンフォートタイプは御影石)、幅広のリビング収納(1畳大)、エコカラットの玄関アクセント壁(オプション)、百数十万円はしそうなダイニングテーブルセットなどが目を引いた。
ZEH、ランドプラン、共用施設…単価では計れない価値あり三菱地所レジ「新浦安」(2022/1/16)