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2025/04/23(水) 06:00

三菱地所レジ他「武蔵小杉」反響1万件超 うち7割は都内 26日からモデルルーム案内会

投稿者:  牧田司

Screenshot 2025-04-22 at 10-13-16 【プレスリリース/ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ】リリース4 月 26 日(土)よりモデルルーム事前案内会を開始.pdf.png
「ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ」

 三菱地所レジデンスは4月22日、東京建物、東急、東急不動産(事業比率は非公表)とともに開発を進めている武蔵小杉最大級の50階建て2棟1,438戸の免震タワーマンション「ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ」のメディア向け内覧会を行い、モデルルーム事前案内会を4月26日(土)から、販売は8月から開始すると発表した。建築家・隈研吾氏がデザイン監修を務め、「大地から生える二本の大樹」をコンセプトにした「まち一体型複合開発」として整備するのが特徴。物件エントリー数は10,000件を突破しており、人気を呼ぶのは必至だ。

 物件は、JR・東急東横線武蔵小杉駅から徒歩3分~4分、川崎市中原区小杉町一丁目の第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)に位置する敷地面積約20,172㎡、50階建て〈サウス〉719戸と〈ノース〉719戸の合計2棟全1,438戸。〈サウス〉の専有面積は44.07~136.04㎡、価格は未定。販売開始は2025年8月下旬。竣工予定は2027年9月下旬。〈ノース〉の専有面積は44.07~133.64㎡、価格は未定。販売開始は2026年2月。竣工予定は2028年5月中旬。施工はフジタ。デザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所。フューチャリティ、内原智史デザイン事務所なども参画している。

 現地の従前は、日本医科歯科大学武蔵小杉キャンパスで、「小杉駅周辺まちづくり推進地域構想」に基づき再整備されるもの。全体をA・B・Cの3つの地区に分け、今回のマンションはC地区に該当する。

 主な基本性能は免震構造、ZEH-M Oriented、BIO NET INITIATIVE(ビオネット イニシアチブ)、ABINC認証など。スーペリアタイプの主な設備仕様は、リビング天井高2650ミリ(50階のエグゼクティブは3000ミリ、44~49階のデラックスは2750ミリ)、ディスポーザー、食器棚、食洗機、シーザーストーンキッチン天板、タンクレストイレ、浴室タオル掛け2か所、ミストサウナ、戸別宅配ボックスなど。共用施設はスカイビューラウンジ、ゲストルーム、コワーキングスペースなど。

 緑をふんだんにあしらったランドスケープデザイン、本物の木を多用しているのも特徴の一つで、エントランスの(サウス)には石川県能登産(予定)の杉集成材、(ノース)には茨城県産(予定)の杉無垢板を、共用部のデザインウォールに天然木をそれぞれ採用。スーペリアタイプのLDは突板フローリング。

 昨年9月からのエントリー数は10,000件を突破しており、うち7割は都内居住者。

グランドエントランス(サウス)完成予想CG.jpg
グランドエントランス(サウス)デザインウォールは天然木

施設全体 完成予想CG(1).jpg
完成予想図(公開空地)

◇        ◆     ◇

 このマンションについては、同社が昨年9月に行った記者会見の記事を参照していただきたい。

 武蔵小杉エリアには今回の2棟を含め14~15棟のタワーマンションが林立している(うち10棟は南口か)。ほとんどが商業地域立地なので日影は考慮されないし、お互い〝お見合い〟状態で、眺望が確保されているわけでもない。

 今回の物件は、マンションのほか高齢者向け住宅、医療施設、保育所、スポーツジム、スーパー、ドラッグストアなど「まち一体型複合開発」として開発されており、他のタワーマンションとはやや異なる。まちに開かれた共用空間・コスギコミュニティパークやコスギプロムナードなどランドスケープデザインが素晴らしい。

 さて、価格はいくらになるか。この日、取材前に周辺の街並み見て回り、2つのシアターを見終わった段階では、平均単価はひょっとすると坪700万円の大台に乗るかと思った。

 しかし、物件説明、3つのモデルルームを見学し終わって、冷静に判断してそこまではいかないという結論に達した。第一の理由は自己日影だ。建物は一団地認定を受けているので、〈サウス〉の真北に位置する〈ノース〉の日照は考慮されず、日影の影響を受ける。さらに〈サウス〉もまた、駅北口で予定されている三井不動産レジデンシャルのタワーマンションの日影の影響を「少なからず受ける」(同社)のは評価を下げざるを得ない。〈サウス〉1棟なら坪700万円もあるかもしれないが、全体として均すと650万円くらいではないか。(記者は昨年9月、同社が記者発表会を行った時点で「坪単価はボトムで550万円とみた」と書いたが、ほぼその通りになるはずだ)

 3つのモデルルームでは、ドアはカチッと閉まらなかったが白を基調にした73㎡のスーペリアタイプがとてもいいと思った(ターゲットにぴったり)。全体としてオプションはともかく、突出した仕様にはなっていない。これも坪650万円とはじいた理由だ。

 マンションと関係ないが、取材の帰り、関係者から「下丸子が近い。三ちゃん食堂がある」と聞いたので立ち寄った。昭和の居酒屋だ。30坪くらいしかないのに、60人くらいの客で満席。昼間からみんな飲んでいた。席でタバコも吸えた。

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73㎡のモデルルーム

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103㎡のデラックスモデルルーム(このテーブルは100数十万円か)

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シアタールーム

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販売センターエントランス(〈サウス〉のエントランスもこのようなデザインウォールが採用される)

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現地(敷地北側から)

コンセプトは大地に生える二本の大樹監修は隈研吾氏三菱地所レジ「武蔵小杉」(2024/9/28)

 


 


 

 

 

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