「さゆりキャリアカレッジ」(コスモスイニシアらしいジェンダーフリーを考えるプロジェクト)
コスモスイニシアは7月28日、昨年度から実施している、女性の積極的なキャリア形成支援を目的とした社内講座「さゆりキャリアカレッジ」(コスモスイニシアらしいジェンダーフリーを考えるプロジェクト)を2025年度も始動したと発表した。
プロジェクトは、約60名のマネージャー職およびリーダー職の女性従業員を対象に2024年10月に開講。同社取締役専務執行役員・岡村さゆり氏によるキックオフスピーチに始まり、全6回のプログラムを実施。取引先企業にも声掛けして実施した三井住友信託銀行とのイベントには7社89名が参加。「コスモスイニシアの管理職と非管理職を選択できる制度があることに驚きました」「ざっくばらんな雰囲気で率先して拍手をしたり反応したりして、皆さんで一体となって盛り上げているのが印象的でした」「企業の壁を超えて一人の働く女性として、ディスカッションすることができ、元気と刺激をもらいました」「社外の方と初対面でここまで親密にできる機会はない」「当社のキャリアが選択できる制度は世の中の当たり前ではないことを知った」などの声が集まった。
今年度は、Season2と位置づけ、7月から2026年2月の間に特別企画1回を含む全6回のプログラムを実施する予定。より若年従業員を対象とし、職群に関わらず希望に応じて参加可能とした。
「さゆりキャリアカレッジ」の名前の由来は、同社取締役専務執行役員・岡村さゆり氏の名前を冠したもの。創業時から役職関係なく、名前で呼び合う文化を象徴するような講座名にしたいというスタッフの願いが込められている。
岡村氏は、1987年4月、リクルートコスモス(当社)入社。新宿支社・東京支社の営業部業務課で契約業務、顧客対応などを担当。1994年東京支社営業部業務課課長、2002年東京支社業務統括部次長、2008年事業統括グループ統括部部長、2014年執行役員経営企画室長、2019年4月取締役専務執行役員(現任)、2021年経営管理本部本部長(現任)に就任。
岡村氏
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もう70年近くも昔の話だ。時期になると、里山に咲き乱れる「ヤマユリ」を何本も摘んでは長い道のりを小脇に抱え、家に持ち帰り花瓶に生けていた。誰からも頼まれたのではない。最高に美しいと思ったからだ。
ちょうどそのころ、唯一の愛読書「少年画報」(このほか、家には書籍は「家の光」しかなかった)で「赤胴鈴之助」の連載が始まり、ラジオでも放送が始まった。吉永小百合さんが子役で出演されていたのはずっと後に知ったのだが、「さゆり」と聞けば、ヤマユリ(今はカサブランカ)であり、吉永小百合さんしかない。
リリースを読んだこの日の夕方も、三井不動産レジデンシャル「パークウェルステイト」テレビCMで流されている吉永さんの「あなたはいつだって、今がいちばん好き」の意味を喫茶店で考えていた。
この台詞(コピー)は吉永さんだからこそ好意的に受け取られる。奥さんからこの台詞を聞かされたら、小生も含め世の男性の7~8割は心臓が凍りつき、そのままあの世行きになる人もいるのではないかと結論づけた。
なので、岡村さん、申し訳ない。最初に名刺交換させていただいたのは10年も昔だと思う。その後、何度もお会いしているが、岡村さん=「さゆり」さんを結びつけることはできなかった。
しかし、これまで取材してきた数えきれないデベロッパー・ハウスメーカーの中で、ジェンダーフリーを実践している最右翼の会社はコスモスイニシアだと思う。岡村さんだけではない。二言三言、言葉を交わすと、男であろうと女であろうと関係ないことが理解できる。稀有なデベロッパーだ。環境開発時代から同社のマンションを見学しているので、これは断言できる。
同社にお願いだ。プログラムの一部でいいから取材をお願いしたい。ジェンダーフリーを標榜するのだから、男性の小生(誰も男だと思わないかも)の取材を拒否する理由はないはずだ。
明日は、一部の〝選民〟を対象にしたマンション見学会が行われる。もちろん小生は対象外だ。
「私もいつか住みたい」吉永小百合さん三井不レジシニア向け「PWS」CM発表会(2024/7/31)