三井不動産レジデンシャルのシニアサービスレジデンス「パークウェルステイト(PWS)」のアンバサダーに就任した「国民的人気俳優」(プレス・リリース)の吉永小百合さんは7月29日、CM発表会で、フリーアナウンサー・宮本隆治氏と約15分間にわたってトークセッションを行った。一部(半分くらいか)を以下に紹介する。-は宮本氏、( )は記者。
吉永さんは冒頭、「私がこのコマーシャルをやらせていただこうと思いましたのは、実は1983年からだと思うんですけど、三井不動産の関連会社・三井ホームのCMを30年以上にわたってやらせていただいてまいりました。外国でフランク・ライド・ロイドさんの家とか様々な場所に行って撮影したり、また、日本でも珍しい家屋を訪ねて撮影させていただいたりしたことなど、今でもとても大切な思い出として残っております。今回、このお話を頂きまして、ぜひやらせていただきたいと思い、今日に至りました。いま、コマーシャルをご覧いただきましたように、とっても素敵な場所でロケーションして第一回のCMをつくることができました。大変うれしく思います」と、CMを受けた経緯について語り、宮本氏とのトークに移った。
-吉永さんの俳優人生65周年の節目ですが、今のお気持ちはいかがか
俳優にとって何年というのはあまり自慢できるということではないんですけど、日活という映画会社のほうからぜひ65周年ということで何かやらせていただきたいと言っていただき、大変うれしく思っているんですけど…ちょうど15歳で映画界に入って、それから日活では79本の映画に出たんですけど、長い間のスチールとかスナップ写真を集めて一冊の本にしていただいたり、また6月には浜田光男さんとご一緒した映画「純愛」というタイトルでDVDのシリーズにしていただいたりしました
-この65年間で123本もの映画にお出になりました。最新作は山田洋二監督の「こんにちは、母さん」で、大泉洋さんのお母さん役ですが
大泉さんはとても楽しい方でね、いつも笑いながらやっていましたけれども、親子二人が助け合って生きていけるというラストシーンでしたので、とっても私自身もほのぼのとした気持ちになりました
-次回作が気になるんですけど
あのー、次回作は決まっているんです。もうすぐやる予定ですけど、今は一生懸命準備している最中でして、あまり細かいことをいうことができないんです。私のせいじゃないんですけど…。ただ、今度の映画も体を鍛えないとできない映画なので、一生懸命体を鍛えています
-CMを実際にご覧になった感想は
あのー、自分の姿見るのは恥ずかしいんですけど、ただ、あの場所(鴨川)は素晴らしいところで、黒潮の影響でとても温暖ですし、前の日に建物の中を見せていただいたんですね。そしたら、プールも温泉もあるし、みんなで団らんするところとか、図書室が素敵なんですね。幸せですね、あのようなところに住めたらね。
-老人ホームというイメージではないですね
ないです、ハイ、ハイ。みんなこれからも生き生きと生活していくんだという場所ですね
-建物をご覧になっていかがですか
建物も立派なんです。もうとにかく一か所、一か所、丹精込めて造られている感じがしました。いつかこういうところに自分も住めたらいいなと思いながら撮影しておりました
-吉永さんに「あなたはいつだって、今がいちばん好き」と言われるとドキッとするんですが(胸が締め付けられた)
そうですね、なかなか深い意味があるセリフかもしれませんしね。私は今を精いっぱい生きることをモットーにしていますので、ちょうどそれとリンクしているかもしれません
-ご自身で大切にされていることは何でしょうか
やはり健康ですね。元気でないとなにもできませんし、健康年齢が大事ということも聞きますし、そのために小さな努力ですけど、日々やっております
-心身ともデビュー時と変わらない印象を受けます。さぞかしいろんなところで磨いていらっしゃると思いますが、どんな努力、トレーニングをされているのでしょう
以前は水泳を長いこと続けていたんですけど、今は水泳は自分のリラクゼーションのためにやっています。その代わりにジムでトレーニングを週1回しています。スクワットをしたり腹筋を教わったりしながら一生懸命やっております
-スクワットは1回じゃありませんよね
60回です。筋肉がとても疲れますけど、乗り越えて、転ばない体にしようと思ってやっております。それと、今は出来ていないんですけど、太極拳に興味があって、自然なゆるやかな動きをやってみたいと思っているんですけど…
-トレーニングを長く続けられる秘訣は何でしょうか
トレーニングは6~7年前からやっていますが、無理をしないことだと思います
-65年間の俳優人生を一言で言葉にまとめるならどのような言葉になりますか
そうですね、ただ、ただ、運に恵まれてきたということでしょうかね。それと、健康であったということ。もし、途中で病気などしましたらここまで続けてこられなかったと思いますので…。今日まで元気でやってこられたのは、皆さんがケアしてくださったこともありますし、健康に気を付けてきた自分もちょっぴりほめてやりたいと思います
-人生100年時代を生きる皆さんへのメッセージをお願いします
私も大変歳を重ねまして、いろんなことをケアしなければならない年齢になりました。私と同世代の方には、これからもご自分のやりたいこと、やらないといけないことを大事にして元気で未来に向かって歩んでいただきたい、私も皆さんについていきたいと思います
(宮本さんはプロだし、吉永さんも俳優だからそうなのだろうが、言葉がとても美しい。あのー、そのーなどの機能語をほとんど使わないし、意味不明の言葉など一つもなかった)
トークセッション後のフォトセッション
他に比肩するものなし三井不レジシニア向け「パークウェルステイト西麻布」開業へ(2024/7/30)