「応燕ハウスナイター」観戦会参加者の子どもたち
目からうろこ-東京ヤクルトスワローズのトップスポンサーの1社であるオープンハウスは8月20日、「挑戦する人や組織を応援する」企業姿勢を体現した社会共創活動「O-EN HOUSE PROJECT」の一環として「応燕ハウスナイター」観戦会を開催した。見えにくさを感じる子どもを対象に、視覚支援機器を使って野球観戦するイベントで、参加者は一様に「よく見える」と語った。視力0.2で、眼鏡をかけてもなにもかもがぼんやりとしか見えない記者も機器を体験したが、信じられないほどくっきりと見えた。課題もあるが、無限の可能性を秘めていると思った。
今回の野球観戦会は、東京都が企業によるパラスポーツへの支援の充実を図るため、スタートアップ企業のICHI COMMONSと協働し、2025年8月1日(金)に開設した、競技団体と企業との連携を促進するオンラインマッチングプラットフォーム「TEAM BEYONDパラコネクト」初の取り組みで、「TEAM BEYONDパラコネクト」の紹介により、オープンハウスと視覚支援機器「RETISSA ON HAND(レティッサ オン ハンド)」を開発したQDレーザのマッチング・協業が実現したもの。
イベントでは、参加者全てにヤクルトのTシャツや選手のサイン入りボールがプレゼントされたほか、参加者代表として中島健太くん(10)と配川航太くん(11)が試合前に各チーム代表選手に花束を贈呈し、この日から放映開始されたオープンハウスの新CM「マイホームマン」に登場するモデル・女優の藤本唯千夏さん(14)の始球式などが行われた。
参加者を代表して両チームに花束を贈呈する中島くん(左)と配川くん
藤本さん
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試合は、巨人相手にヤクルトが7-2で圧勝。前日(19日)は2-15で大敗した憂さを晴らした。村上が2回裏に先制弾を放ち、山田が決勝2ランを放った。
この日、お母さんと一緒に観戦していた先天性の視覚障害があり、弱視で視力は両目で0.1弱の中島くんは2回表、巨人岸川が三振した場面をスクリーンショットで捕らえ、関係者を驚かせると、その裏、ヤクルト村上が先制のホームランを放つと、弱視で両目とも視力が低い配川航太くん(11)は応援傘を打ち振った。
中島さん親子(左)と配川さん親子
視覚支援機器を使って野球観戦する中島くん(左)と配川くん
応援傘を打ち振る配川くん
山田選手直筆のサイン入りボールをもらって喜ぶお子さん
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中島くん、配川くん、お父さん、お母さん、最後までヤクルトを応援していたのかな。勝ててよかったね。おじさんはもう70年近く前からの西鉄-西武ライオンズファンでアンチ巨人。2回裏ヤクルトがリードした場面で取材を終え帰ったのは、またヤクルトが負けて、皆さんが悔しがるのを見たくなかったから。
家に帰ったら、西武は2-5の敗色濃厚の9回表の攻撃。2ランホームランで1点差まで追い上げたが、反撃もここまで。これで3連敗。借金(この意味は二人に分かるかな)9つで勝率は.458。ヤクルトは借金が1つ減って20、勝率は.400。どっちが最終的に成績は上になるか。おじさんは、酒屋の親父がヤクルトファンなのでいつも傷をなめ合っている。
まあ、しかし、野球とはこんなもの。プロ野球選手はみんな尊敬すべき存在。負けても罵倒などしないでね。大人になってもやけ酒(これまた二人には分かるかな)など飲まないでね。
この日のヤクルト-巨人戦(神宮球場)
(本題の視覚支援機器について記事化するには、不動産広告と同じようにいろいろ規制があり、万全を期すため明後日以降にアップする予定)
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