
第3回「森の市」
東京建物は11月19日(水)~21日(金)の3日間、第3回目の「森の市」を大手町タワー・大手町の森で開催した。今年は「森呼吸(しんこきゅう)BAR」がテーマで〝都市の森で、呼吸するような一杯を味わってほしい〟という思いを込めて、カクテルプロデューサー バーテンター・加藤晋悟氏がプロデュースしたオリジナルカクテル4種が提供された。イベントの前日18日にはメディア説明会を行い、カクテルなどが振る舞われた。


加藤氏
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記者は酒ならなんでも飲むが、正直に言えば、カクテルのような甘い酒はほとんど飲まない。しかし、柚子、ニワトコ、ヤブニッケイ、野草ヨモギ、スミレなどを用いたカクテルは酒が飲めない人も楽しめたのではないか。ニッケイは小さいころ、仲間と直径1mもある巨木の根っこを掘って楽しんだ。ニワトコも名前だけはよく聞いた。
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大手町タワー・大手町の森は、事務所が丸の内にあったころよく通った。昼食では地下街のお粥やカレーライスをよく食べた。大手町の森は約3,600㎡。東京のど真ん中にこれほどの規模の〝森〟はないはずだ(積水ハウス「新・里山」は約8,000㎡)。同社資料によると、森で発見された昆虫は129種、鳥類は13種、年間CO2吸収量は18.3t。ヒートアイランド現象の緩和の効果も大きく、敷地内の温度は開発前が35.0℃だったのが開発後は33.3℃になっている。国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」でも満点の「★★★」を獲得している。

「大手町の森」

「大手町の森」
国交省「TSUNAG 認定」トリプル・スター 東京建物/三菱地所など/積水ハウス(2025/3/19)

