「新・里山」(2019年撮影)
東京建物「大手町の森」 平均1.7℃気温が低下
東京建物は3月18日、同社の大手町タワー(東京都千代田区)内の緑地「大手町の森」(3,600㎡)が、国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の第一号認定で最高段階評価「★★★(トリプル・スター)」を獲得したと発表した。
大手町の森は、2013年8月に完成した大手町タワーの敷地の約3分の1に広がる緑地。千葉県君津市内の山林で約3年間をかけて実際に木々や草花を育成する「プレフォレスト」という手法をとり、建物の竣工にあわせて土壌や植物を移植した。敷地内は開発前後の比較で平均1.7℃気温が低下しており、昆虫類はウラナミアカシジミ、セスジイトトンボなど計129種、鳥類はタカやハヤブサなど計13種が確認されている。
三菱地所など「グラングリーン大阪」2期 街区全体で約1,600本の植栽
三菱地所を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV8社と一般社団法人うめきたMMOは3月18日、「グラングリーン大阪(うめきた2期地区)」が国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」第一号認定で最高ランクの「トリプル・スターに認定されたと発表した。
「うめきた公園」「北館・南館」で整備した緑地の量(緑地割合37%)、街区全体で約320種・約1,600本もの植栽整備によるCO2固定、生物多様性に配慮した緑地整備および維持管理、来街者の健康・運動に資するパークマネジメント・エリアマネジメントの取り組みなど、緑の質も評価された。
積水ハウス「新梅田シティ」 約8,000㎡の「新・里山」
積水ハウスは3月18日、野村不動産、ダイハツディーゼル梅田シティ、ウェスティンホテル大阪とともに保有・管理する「新梅田シティ」が、国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」第一号認定で最高ランクの「トリプル・スターを獲得したと発表した。
「新梅田シティ」の北側に整備した約8,000㎡の「新・里山」は、積水ハウスが推進する「5本の樹」計画に基づいて植栽が行われており、在来樹種を中心とする植栽は、都市部において生物多様性保全に効果があることが科学的に証明されている。
「TSUNAG 認定」トリプル・スターにはこのほか、★3つから赤坂インターシティAIR(日鉄興和不動産、赤坂インターシティマネジメント)、麻布台ヒルズ(森ビル)、東京ポートシティ竹芝オフィスタワー(東急不動産)と、★2つに大丸有地区 ホトリア広場・一号館広場・丸ビル外構(三菱地所)、BLUE FRONT SHIBAURA(野村不動産、東日本旅客鉄道、以下BLUE FRONT)の2件が認定された。
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