
「プラウドシティ門前仲町」
野村不動産は10月16日、国立大学法人東京科学大学が所有する土地活用の一環として定期借地権付きマンション「プラウドシティ門前仲町」と賃貸シニアレジデンス「オウカス門前仲町」、商業施設などで構成する大規模複合開発を始動したと発表。発表の前にオンライン形式のメディア向け説明会を実施した。
敷地は、東京科学大学(前東京医科歯科大学)の所有地で、国立大学法33条3項の「業務の遂行に支障のない範囲内で、その対価を当該国立大学法人等の教育研究水準の一層の向上を図るために必要な費用に充てるため、文部科学大臣の認可を受けて…当該業務のために現に使用されておらず、かつ、当面これらのために使用されることが予定されていないものを貸し付けることができる」を活用するもの。
同社はこれまで同様の手法を活用して東京大学、お茶の水女子大学、名古屋大学、東北大学と連携している。今回が5大学目。
全体敷地面積は約1.7haで、分譲マンションとシニアレジデンス、商業施設を同社が単独で企画・開発・運営するのが特徴。街区名は「TOKYO BLUE LINC」とし、水辺や緑を活かしたランドスケープや地域共用棟を整備し、地域と共生する街区を創出する。
「プラウドシティ門前仲町」は、JR京葉線越中島駅から徒歩3分、東京メトロ東西線・都営大江戸線門前仲町駅から徒歩7分、江東区越中島一丁目の第1種住居地域に位置する敷地面積約17,967㎡、19階建て全667戸(非分譲住戸47戸含む)。専有面積は36.87~146.51㎡、価格は未定だが、70㎡で9,700万円台~。期間70年の定期借地権付き。竣工予定は2027年12月下旬。施工は前田建設工業。2026年11月から販売を開始する予定。
都心までのアクセスの良さに加え、定借とすることで価格を抑えることを実現。建物デザインは「隅田川沿いの船」をモチーフとしており、水辺とのつながりを感じられる外観計画を採用。隅田川を望むスカイラウンジやゲストルーム、キッズスペース、フィットネスなどの共用施設を整備する。同社オリジナルの全館空調「床快full」を標準装備し、キッチン天板はフィオレストーン。
「オウカス 門前仲町」は、9階建て全113戸。竣工予定は2028年3月下旬。運営は野村不動産ウェルネス。施工は前田建設工業。「オウカス(OUKAS)」シリーズとしては第11弾目で、大浴場やカフェ・ラウンジ、ダイニングなどを備え、一部にペット飼育可能住戸を整備する。
このほか、敷地内には1,500㎡超のスーパーマーケットなどの出店を予定しているほか、同社のエリアマネジメント組織「Be ACTO」も活動する予定。
4月からのエントリー開始からの反響は4,660件、8月からのオンライン案内会参加者は830件、コンセプトルーム来場者は330件。江東区内居住者が役半数で、20~30代の比較的若い層の反響が多いという。

「プラウドシティ門前仲町」

「オウカス 門前仲町」ラウンジ

地域共用棟
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記者は説明を聞きながら、先に三井不動産レジデンシャルが発表した同じ足立区の大規模複合開発「AQUA GATE 千住大川端」と比較した。所有権と借地権、都心までのアクセス時間、環境(工業地域と第1種住居)、入居時期などは異なるが、隅田河畔で分譲価格はほとんど同じになると考えたからだ。双方とも強気な価格設定はしないとみた。
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