
「Tokyo Private Villa HIROO. Interiors by FENDI Casa」
リストグループのリストデベロップメントは10月27日、渋谷区広尾の約300坪(997㎡)の邸宅をリノベーションし、「Fendi Casa(フェンディ カーサ)」のインテリアを備えたレジデンス「Tokyo Private Villa HIROO. Interiors by FENDI Casa」を2027年夏に完成させ、分譲すると発表した。販売時期・販売価格などの詳細は未定。
現地は、広尾ガーデンヒルズ、広尾ガーデンフォレストなどの高級マンションや日本赤十字社医療センター、聖心女子大学、東京女学館、各国大使館、有栖川宮記念公園などと同じ広尾駅が最寄り駅で、恵比寿駅にも車で10分くらいの高級住宅街の一角。
プロジェクトは、世界80以上の国と地域にアクセスできるグローバルネットワークを持つリスト サザビーズ インターナショナル リアルティとリストデベロップメント、イタリアの高級インテリアブランドFendi Casa、ブランデッドレジデンスのデザインに特化したThe One Atelierとの協業によるもの。
建物は、中庭やプライベートテラスに面したリビング・ダイニングを設けています。居住エリアには、主寝室と2室のベッドルームを配置しています。地下のエンターテインメントフロアにはゲストスイート、サウナ、バー、ビリヤード・ゲームエリア、ゴルフシミュレーションルームなどの設置を計画。各フロアは専用エレベーターで結ばれ、居住者とは別のスタッフなどの利用者を想定した独立した出入口も設ける計画。邸宅の中心には中庭を配し、それを囲むように主要な居住空間を配置。内庭を中心に居住空間を構成する古代ローマの「ドムス(邸宅)」から着想を得て、建築と自然のつながりを意識した設計としている。
インテリアには、イタリア産の大理石やシルクの壁紙などの素材を採用し、意匠性のある仕上げや天井のデザイン、アート作品を組み合わせ、FENDI Casaの特注家具や天然石を用いたモダンなキッチンを取り入れる。
記者発表会に臨んだリストグループ代表・北見尚之氏は「、FENDI Casaのブランドと、当社グループの不動産開発の知見を融合させることで、これまでにない住まいの価値を創造する。今回のパートナーシップは今後の事業展開の重要な一歩と位置付けている」と語った。
リストサザビーズ インターナショナル リアルティ常務取締役・福島麦氏は「本プロジェクトを通じて、これまで蓄積してきた知見を仲介にとどまらず、住まいそのものの企画・開発へとつなげていく。今後もグローバルネットワークとグループの総合力を活かし、国内外のお客様のニーズを捉えた不動産の提供に取り組んでいく」と語った。
FENDI Casa CEO Andrea Gentilini氏は「このプロジェクトは、卓越性を追求し続ける私たちの姿勢と、強く際立ったアイデンティティを持つ空間を創り出すという私たちの取り組みの両方を反映している。私たちの伝統と日本の伝統を尊重しつつ現代的なライフスタイルへのアプローチを融合させ、唯一無二の住空間体験を生み出す」と語った。
物件の所在地は渋谷区広尾、名称は「Tokyo Private Villa HIROO. Interiors by FENDI Casa(東京プライベートヴィラ広尾 インテリア バイ フェンディ カーサ) 」、敷地面積は453.93㎡、建物はRC造地下2階・地上2階建て(建築確認申請上。外観上は地下1階・地上3階に相当する4層構成)延床面積997.37㎡。竣工は2020年3月。デザインはFENDI Casa、The One Atelier。リノベーション竣工予定は2027夏。




左からThe One Atelier CEO・Michele Galli氏、FENDI Casa General Manager・Fabio Schiavello氏、リストグループ代表取締役社長・北見尚之氏、FENDI JAPAN Executive Manager&President・吉住直人氏、FENDI Casa Chief Brand Officer・Andrea Masiero氏、リストサザビーズインターナショナルリアルティ常務取締役・福島 麦氏
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会見場はFENDIブランドで溢れかえっているのだろうという予測はついた。記者だって名前くらいは知ってはいるが、何一つFENDIブランドの商品を買ったことはない。かみさんはハンカチをいくつか持っているので、「貸してくれ」と頼んだが断られた。
仕方がないので、絹谷幸二デザインのくたびれたネクタイを締めて会見に臨んだ。案の定、これまで経験したあらゆる会見場とはまるで雰囲気が異なった。北見氏が付けていたネクタイはFENDIだそうで、同社の女性広報担当者もFENDIのスカーフを首に巻いていた。
しかし、そんなことに臆する記者じゃない。ウェルカムドリンクのシャンパンのお変わりはしたし、物件の値踏みはしっかり行った。2階リビングの床は本物のヘリーボーン仕上げだった。この床はそのまま生かすのだそうだ。
販売価格などの質問には答えないということが事前に知らされていたので、価格などには触れなない。いったいいくらになるか。FENDIの価値が分からないので、予想のしようがない。
参考までに一つ面白い話。大手デベロッパーのマンションブランドとファッションブランドは「ハ行」であることを皆さんはご存じか。三井不動産は「パークホームズ」「パークシティ」など、三菱地所は「(ザ・)パークハウス」、野村不動産は「プラウド」、東京建物は「ブリリア」、大和ハウス工業は「プレミスト」、住友不動産は「(シティ)ハウス」、東急不動産は「ブランズ」だ。今回の物件も「 HIROO.」だ。
ファッションはフェンディ(FENDI)もそうだが、プラダ(PRADA)、ブルガリ(BVLGARI)、ヴ(バ)ァレンティノ(Valentino)、フェラガモ(Ferragamo)、バーバリー(Burberry)…。エルメス(Hermès)だって「ヘルメス」と読める。

リノベ前の会見場

ヘリンボーンの床

振舞われたシャンパン

女性広報担当が身に着けていたスカーフ

