RBA OFFICIAL
 
2015/10/17(土) 00:00

野球記事【お詫びと訂正】 ボールデッドになった場合、進塁は1個か2個か

 RBA野球大会水曜ブロックの9月17日付記事「ナイス横澤 敵も味方も思考停止させた大チョンボが明暗分ける」で、記者は次のように書いた。

 「昨日は、もう一つ不思議な判定があった。東急ホームズ-大和ハウス戦だったか、カウント3-2から投手が投げたボールはホームベースに当たり、大きく弾んでバックネットを越えた。この時点で、ボールデッドになったのだが、打者走者は1塁にとどめられた。

 記者は、暴投となった時点ではインプレーだから当然に2塁進塁が与えられるべきだと思う。野球ルールもその通りになっているはずだ。主審によると『ルールで決まっている』とのことだった。つまり、神宮外苑ではバックネットをボールが越えても進塁が許されないケースがあることを認識すべきだ。

 しかし、これも主審によって進塁が認められるかもしれないので、とにかく早合点しないで、主審や審判のジャッジが下るまでは全力でプレーすることをお勧めする」

 この記事に対して、水曜ブロック準々決勝戦が行われた10月14日、外苑審判倶楽部の方から「牧田さん、先日のこの記事、野球規則で決まっていることですよ」と、記者が書いた記事と野球規則を解説した本のコピーを手渡された。

 外苑審判の方から頂いた野球規則を解説した本のコピーには次のように記載されている。

 「(h)1個の塁が与えられる場合-打者に対する投手の投球、または投手板上から走者をアウトにしようと試みた送球が、スタンドまたはベンチに入った場合、競技場のフェンスまたはバックストップを超えるか、抜けた場合。この際はボールデッドとなる。」

 「(i)四球目、三振目の投球が、球審か捕手のマスクまたは用具に挟まって止まった場合、1個の塁が与えられる。

 ただし、打者の四球目、三振目の投球が(h)および(i)項規定の状態になっても、打者には一塁が与えられるにすぎない。」

 つまり、9月17日の東急ホームズ-大和ハウスの試合で審判が下した判定は野球規則にのっとった正しいものであり、記者が間違っていたことが分かった。

 ここに、外苑審判倶楽部と関係者の皆様にお詫びするとともに、この部分の記事を削除いたします。

 気をつけなければならないのは、三振目、四球目の球に捕手、または他の野手が触れてボールデッドになった場合は走者にも打者にも2個の進塁が認められるということだ。

 東急ホームズ-大和ハウスのときの捕手はたしかにボールに触れていなかった。捕手が下手ではなく(かといって上手でもなく)ボールがホームベースに当たって弾んだからだ。

 

 

 

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