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2016/06/20(月) 00:00

三菱地所リアル 打撃戦を制す 寺田踏ん張る 東建・村部 突如崩れる

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木下の2打席連続弾に沸く地所リアルベンチ

東京建物(81⇒78) 5-9 三菱地所リアルエステートサービス(79)

  1 2 3 4     合 計
三菱地所リアルエステートサービス        
東京建物        

 

 三菱地所リアルエステートサービスが逆転勝ち。木下が2打席連続弾。寺田投手が3回以降踏ん張った。東建は村部が絶好の立ち上がりを見せたが、2回に崩れ、河越も追加手を許した。

 初回3点を先取された地所リアルはすぐ反撃。2回に村部と途中代わった河越を攻め一挙6点を挙げ逆転。再び2点を返され、その差1点差と追い上げられた3回には6番木下が2打席連続のホームランで突き放した。

 先発の左腕寺田は、立ち上がりは球が高めに浮き痛打されたが、3回からは見違えるように低めコーナーに球が集まり、東建打線を完全に抑えた。

 東建の村部は絶好の立ち上がりを見せたが、2回、突如崩れ(故障発生か)、途中で河越に代わったが、河越も相手の勢いを止められなかった。

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地所リアル 寺田

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「余裕っす」 地所リアル木下

〇榊監督 寺田がよく投げた

〇木下 余裕っす

●河越 2本打たれた。相手が強い

村部 2回に突如崩れる 河越も勢い止められず

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東建 村部 

 「勉強の合間に投げていた僕と違うところを見せてやる」-平成27年度の不動産鑑定士の資格を取得した村部はこう残してマウンドに上がった。受けるのは同僚の2012年入社の生出(おいずる)だ。生出は慶大準硬式経験者で、4年の秋の大会ではベスト9に輝いている捕手だ。

 そして、言葉通り素晴らしい立ち上がりを見せた。わずか7球で三者凡退に討ち取った。先頭打者には初球高めのストレート、2球目はスライダー、3球目はカーブで3球三振。2番は初球やや甘いストレートだったが、1塁ゴロ。3番打者の初球は外のボール、2球目はスライダーが低めに決まり、3球目はややシュート回転したストレートで内野ゴロ。その裏、チームは3点を先取した。

 ここまで観戦して、記者は東建が勝だろうと思い、他の試合を取材するため場を離した。何とその間に生出は6失点していた。途中、期待の慶大硬式出身の新人・河越が登板したが、相手の勢いは止められなかった。河越は「相手が強かった」というほかなかった。

 村部に何が起きたのか謎だが、万感の思いを込めて投げたのは間違いない。闘志だけでは牛耳ることができないことを学んだはずだ。

 記者は素人だが、RBAと西武戦の試合を年間100数十試合見ている。一つだけアドバイスできるとすれば、ストレート勝負を捨てることだ。村部は初回7球で討ち取ったが、あのストレートは危ない。RBAの主力選手はストレート狙いでその球が来ればまず打つ。パナソニックのボクサー〝オコエ〟藤代も速球にはバットを当てた。あの今野だって小笠原だって決め球は変化球だ。直球は釣り餌だ。いまRBAで直球勝負できるのは治下くらいしかいないのではないか。

◇       ◆     ◇

 村部は入社2年目の一昨年、日曜ブロック初戦のケンコーポ戦で先発した。4回まで19点を奪われチームは屈辱的な大敗を喫した。当時の記者の記事には「村部はストレートがほとんど高めに浮き制球もままならず、時おり投げる…山なりのカーブも王者には全然通用しなかった」とある。

 村部は敗戦の理由を語らなかったが、不動産鑑定士の試験にチャレンジ中で、1次試験に合格したころだったようだ。

 そして昨年は一度も出場せず資格取得に励んだ。平日は「朝2時間、昼1時間、夜2時間、土日曜日は10時間」の勉強に励んだ。結果、見事に合格した。

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東建の残念会

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チームビルディング担当の上原(21世紀枠で甲子園に出場した長田高-神戸大卒。あの働く女性の「Bloomoi/ブルーモワ」の田所照代氏も確か神戸大だった)

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