中央ビル管理 清川
ナイス(83.5⇒82) 2-18 中央ビル管理(78⇒81)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
中央ビル管理 | 2 | 4 | 2 | 0 | 0 | 10 | 18 | |||
ナイス | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
予選2日目で戦ったチーム同士の再戦は、中央ビル管理がナイスに雪辱。前回、2度のタイブレークの末、1-2で惜敗した憂さを晴らした、大会参加5年目にして初の決勝T進出を決めた。ナイスは投壊。
中央ビル管理は初回、先発の芦沢を攻め、2番藤田と3番伊藤兄の連打と敵失で2点先制して勢いに乗り、2回には9番尾花、1番清川、3番伊藤の3本の安打に四球を挟み4点追加。3回にも6番奥田、7番仲村、9番尾花の安打をからめさらに2点を加点して突き放した。3回途中から登板した山本が6回途中から肩痛で降板すると、3番手の村尾から大量10点を奪った。清川は2失点完投。
ナイスは完敗。連投の芦沢、肩痛を抱える山本は明らかに疲れていた。序盤の大量失点に打線も沈黙。
伊藤兄(左)と伊藤弟
〇野村監督 先発の投手を叩くことをずっと考えてきた
〇伊藤兄 2安打2打点ですよ。3盗塁ですよ
〇伊藤弟 先制点ですよ。野村監督の采配のお陰てすよ
●城戸監督 前回、延長サドンデスで何とか勝った中央ビル管理なので、楽な試合にはならないと思っておりましたが、このような大差で負けるとは想像しておりませんでした。中央ビル管理は若く、勢いも元気もあり、とてもいいチームです。決勝トーナメントを勝ち進んで頂きたいと思います。弊社は、今参加しているメンバーはほぼ全員高校野球経験者で、若手も多く、チーム力もかなり上がったと思っておりましたが、全体のレベルが上がったのでしょう、簡単には勝てないと痛感しました。日々の努力と、相手に勝る気迫が必要でしょう。また今年もD3カップがあるとお聞きしておりますので、そちらに目標を切り替えてやっていきます(いかにも城戸監督らしいコメント。個々の選手がこの日の敗戦をどう受けとめるか。仲良しこよしのチームでいいのか、それとももっと高いレベルを目指すのか)
試合後グラウンドを1周する左から城戸監督、山本、芦沢
◇ ◆ ◇
中央ビル管理が過去4年間で勝ったのは参加初戦の第24回大会で戦った三菱地所ホームを乱打戦の末10-9で下したのと、第26回大会で日神不動産に10-9で辛勝した2回のみ。通算成績は2勝10敗。負けた試合はラグビーのように大量失点を喫していた。日神不動産に10-9で勝利したとき、「記者はよく知らないが、こういう試合を締まらないという意味で〝ルーズヴェルトベースボール〟と呼ぶのだろう」とまで書いているほど、いつも締まらない試合ばかりやっていた。
そんな〝出ると負け〟を繰り返していたチームが水曜ブロックで中位以上の力があるナイスを粉砕した。
なぜ強くなったのか。過去の成績を調べてみた。初参加したときのメンバーで今も名を連ねているのは野村監督と伊藤兄弟のみだ。ほかはほとんど入れ替わっている。劇的に変わったのは昨年、一条工務店と〝RBA最弱チーム〟決定戦を行った時であるのが分かった。このとき、清川と藤田がバッテリーを組んで一条にコールド勝ちしている。
そして今年は18歳の新人乾なども加入した。各選手はまるで高校球児のように全力疾走し、大量リードしているにもかかわらず1塁ベースに頭から突っ込む選手もいた。ナイスはそんな勢いに飲まれた。
決勝Tに進んだ16チームの中で上位にランクすることはできないが(というより試合をほとんど見ていないので、本当に強いのか弱いのかわからないのだ)、何よりも勢いがある。同僚のポラスもエイブルを倒し決勝T進出を決めた。無視できない存在になってきた。
藤田(左)と清川
仲村
RBA最弱チーム決定戦 初日 中央ビル管理が一条にコールド勝ち(2015/11/11)