〝汚名返上だ、ノーコン投手と呼ばせないぞ、完全だぞ〟三井不動産レジデンシャル吉田
ナミキ(78) 0-9 三井不動産レジデンシャル(81)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ナミキ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
三井不動産レジデンシャル | 7 | 2 | 0 | 0 | X | 9 |
三井不動産レジデンシャルが相手の拙守につけ込みコールド勝ち。エース吉田が5回参考記録ながら大会史上4人目の完全試合を達成、奇跡の復活。前大会決勝戦でノーコン病を発症、そのまま引退かと思われたが、「アンダーグラウンドでしっかり練習していた」ようだ。ナミキは惨敗。〝ハイエースを返せ〟の声が外野から飛ばないか心配。
前28回大会決勝戦で四死球を乱発し、2度と立ち直れないのではと思われた三井レジのエース吉田が帰ってきた。しかも、5回参考記録ながら、一人の走者も出さないRBA球史に残る〝偉業〟を達成した。
どれほどふがいないピッチングをしたか。当時の記事を再録する。
「三井レジは自滅。先発の横手投げ36歳ベテラン長谷川は制球を欠き2死球を与え1回で降板。2回からエース吉田が登板したが、2者に一つのストライクも取れず連続四球を出すと自らの失策を挟み3四死球を乱発。4回には3安打と2つの死球と味方の失策で1死も取れず降板。3番手の室谷がかろうじて抑えた」
吉田の名誉のために書くが、それまでの吉田は快刀乱麻、獅子奮迅の大活躍で、大会参加9年目にして初の東京ドームに導いた立役者だ。
東京ドームで醜態をみせた吉田は今季これまで一度も登板していない。初戦は室谷が投げたが、菱重プロパティーズにタイブレークで敗れ、2回戦では明和地所に大勝したものの、3回戦はサンフロンティア不動産に不戦敗。予選敗退の危機にあった。
吉田は試合後、「本業が忙しく、たまたま日程の都合がつかなかっただけ。しっかり練習を積んできた。四死球の悪夢は払しょくした」と涼しげに語った。
しかし、吉田が屈辱を晴らしたと言い切れるのはケン・コーポレーションを倒したときではないか。吉田もきっと胸のうちではそう思っているに違いない。
RBA野球大会の完全試合は、第5回大会のナショナル住宅産業(現パナホーム)野中投手(対三菱地所戦=6回)、第19回大会のサンフロンティア不動産・青木投手(対旭化成リフォーム戦=6回)、第23回大会の住友林業・石井投手(対セキスイハイム不動産戦=5回)しかなく、吉田投手は歴代4人目。
〝伴は引退〟(加藤監督が話したが、さてどういう意味か)
〝またまた、へんなとこ撮らないでよ〟満身創痍のナミキ黒木監督(左手のけがはゴルフじゃなくて野球だそうだ。肉離れは完治したのか)
〝困ったなぁ、俺の進退問題に発展しなきゃいいが〟あきれ顔の高橋常務(右、左で座っているのが黒木監督)
〝このままじゃ帰れないぞ〟(黒木監督)〝俺は1億円プレーヤーだぞ〟(篠)
ケンコーポ6年連続14度目V 3年目の初登板大澤が快投 三井レジは11与四死球で自滅(2017/5/12)