宙を舞うプーチン寺田
史上初の究極の下剋上決勝戦-第30回RBA野球大会日曜ブロック準決勝戦2試合が11月18日(日)、大宮健保グラウンドで行われ、強豪・清水建設を4-2で下した三井不動産レジデンシャルリースと、東京建物を2-1で破った三菱地所リアルエステートサービスがそれぞれ決勝戦に勝ちあがった。
今季開幕前までの通算成績は三井リースが8勝24敗、勝率.250、地所リアルは22勝54敗、勝率.289という下から数えたほうが早い両チームがまさかの大番狂わせを演じて見せた。決勝戦は年内の東京ドームの予約が取れず来春になる模様。
三井不動産レジリース(88.5⇒87.5) 4-2 清水建設(88)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産レジデンシャルリース | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | ||||
清水建設 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
(時間切れ)
〝勝ったぞ〟〝ドームだ〟三井リースナイン
三井リースが逃げ切り。三井リースは元ヤクルト土肥が不調で1回で降板。2番手で投げた2年目左腕渡辺が快刀乱麻を断つ素晴らしい投球を見せた。4回を投げ7個の三振を奪った。4得点は全て四球で出塁した走者によるもの。清水は治下がわずか2打者で降板。田村大-田村和と繋いだが、序盤の失点がこたえた。渡辺に完璧に抑えられた。
東京建物(85⇒86) 1-2 三菱地所リアル(85.5⇒86.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | |||
三菱地所リアルエステートサービス | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | X | 2 |
(時間切れ)
地所リアルが投手戦を制した。プーチン寺田がしり上がりに調子を上げ、2安打1失点完投。野手陣が再三の好守で盛り立てた。2得点は下位打線が活躍によるもの。東建は齋藤-河越の継投策が実らず。打球が正面を突いたり好守に阻まれたりした。悪魔は〝善玉〟河越でなくプーチンに微笑んだ。これも世の習いか。
へたり込む東建ナイン