G.G.佐藤監督
G.G.佐藤監督の首を支えるのは誰か
先に、西武ライオンズから2019年10月に戦力外通告を受け退団した斉藤彰吾氏がリストに〝入団〟した記事を書きましたが、トラバースのスポークスマン酒見氏からご指摘がありまして、一部不正確な部分があることが判明しましたので訂正します。梅ちゃん、ごめんなさい。
酒見氏によると、「斉藤氏は2007年のドラフトで高校生7位(春日部共栄高)での指名ですが、その年の高校生5位(鯖江高)が当社の梅田なので、ふたりは同級生ということになります。さらに同年のドラフトで日ハムの高校生4位(波佐見高)が当社の大平成一でこちらも同級生です。同年のドラフトでは、日ハムの中田翔(大阪桐蔭)、広島(現巨人)の丸佳浩(千葉経大付)が出世頭です。ちなみにその4年前の2003年ドラフト7位がG.G.佐藤で、3年後の2010年ドラフト5位(東洋大学)が林崎です。従って、斉藤氏と梅田、大平は同級生の31歳、林崎は1つ上の32歳」とのことです。
小生は、よく調べもせず、「トラバースにいる元西武の梅ちゃんと林崎さんを比べたら、まだ若い分、斉藤さんのほうが上だ」と書いたのは正確を欠きますので、〝まだ若い分〟をカットし、〝実績が豊富な分〟に訂正します。(その実績が軟式に通用するかどうかは分かりませんが)
いずれにしろ、今年は林崎、梅ちゃん、斉藤の元西武3人組の覇権争いは見ものだ。
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もう一つ訂正。記事で「トラバースが独立リーグから大量6人の選手を補強」と書きましたが、酒見氏によると「独立リーグからの補強は4人(投手2名、捕手1名、内野手1名)で、独立リーグ上りは6名になりました。NPB上りはG.G.佐藤(監督、もう動けない=記者注)も含めて5名ですが、プロ1名ルールに則り林崎をメインに回していきたいと思います。新卒も野球枠で3名入社(立正大、城西国際大)し、昨季から大幅に総合力がアップしました。今年こそは、旭化成を倒してタイトルを奪取したい」とのことだ。
参考までに、今季のトラバースの布陣を紹介します。これは凄い!
しかし、長崎、平野の両投手は薹が立ち、元ロッテの長崎は林崎、梅ちゃんとの1名枠があるので登板は微妙。國學院栃木-高知ファイティングドッグス-栃木ゴールデンブレーブスで、高知時代に藤川球児と同僚の秋山陸(24)、岡崎工業-ルネス紅葉スポーツ-石川ミリオンスターズの中根彬(23)、長崎・海星高-立正大学の石場匠(22)が主戦になるとみた。石場は甲子園先発経験がある。中根は右ひじに不安があるそうだ。
捕手は、長野商業-信越硬式BC-新潟アルビレックスBCの西澤知史(23)が入社。「待望の本職キャッチャー」だという。
このほか、熊谷商業-立正大学の吉永聡内野手(22)、作新学院-城西国際大学の佐藤隆雅外野手(22)も入社。吉永は「野球部主務」だそうで、これは平たく言えばボールボーイか、あるいは敵情視察、相手の弱点を探るスパイか。佐藤は甲子園組のわが西武の今井達也(西武)の1年先輩。
このメンバーで勝てなかったら、G.G.佐藤監督の首は赤子のそれと一緒。危ない。誰が支えるか。新人の秋山、中根、石場か、それともエースの平野か。あの平野のスライダーはだれも打てない。3球で三振を取れる。3×3×7=63球で完封できるが…(肩、肘が完治していればだが)