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2023/07/20(木) 18:20

優勝にもっとも近いのは三井不動産 日曜ブロック 記者のレーティング発表

35RBA野球大会予選トーナメントは水曜・日曜ブロックとも終了し、決勝トーナメントに進出するチーム水曜12チーム、日曜9チームが確定した。予選トーナメントを振り返り、決勝T進出を決めた各チームの記者のレーティングを以下に発表する。レーティング「90」以上は4強入りし、優勝する力のあるチーム、「80」はよほどのクジ運がない限り4強入りは困難と考えた数値。まずは日曜ブロックから。

三井不動産 92

優勝にもっとも近いのは三井不動産と見た。慶大野球部出身の大坪監督兼野手(30)がチームを引っ張っている。細井前監督は名誉職にでも就任したのか。

投手は、初戦で慶大野球部出身の衛藤(24)が、次戦では東大野球部出身の本職は外野手の松田(25)がそれぞれ投げた。

衛藤はよく見ていないが、RBAのレベルでは水準以上であるのは間違いない。多彩な球を投げる。松田は2発を浴びたように、球が高めに浮くケースもあった。軟式を完全にマスターしていないとみた。しかし、2枚揃っているのは心強い。

打線は絶好調と見た。大坪と東大時代にベストナインに選ばれた楠田(28)は手が付けられない。甘い球をまず見逃さない。二人の前後を打つ石田(24=横浜国大準硬式)、関山(24=慶大野球部)、宮田(22=同)、古賀(27=早大野球部)らもいる。

旭化成ホームズには〝慶大卒カルテット〟がいるが、人数では三井不のほうが多いはずだ。

※年齢はネット情報などによる推定。以下同じ

鹿島建設 91

三井を追うのは、ジード権を獲得した鹿島建設、三菱地所だろうが、ケン・コーポレーション、三菱地所リアルエステートサービスも差はないと思う。

鹿島は投手力がいい。津西-滋賀大卒の本格派の光太(25)と奈良・郡山-滋賀大卒の横手投げ野間(24)の同窓の2枚が揃っている。RBA屈指の好投手遠藤は名古屋勤務に異動して今大会には出場していないが、決勝Tでは出場する可能性もあるとみた。この3投手を攻略できるチームはまずいない。

鹿島の課題は打線だ。古和主将は元気で、福岡明善-山口大準硬式で全国大会に出場している星山らがいるが、4年前と比べ打力がアップしているようには見えない。

三菱地所 90

三菱地所はいま一つ分からない。エース社は初戦の三井レジ相手に5回投げ9失点(自責点は不明)したが、タカラレーベンとケンコーポ戦の2試合で13回投げ1失点。初戦を除けば防御率は0.69。ケンコーポに許した安打は2本のみ。後者が本来の社であれば、どこと対戦しても打たれない。

打線は3試合17イニングで16点を奪っているように強力だ。〝二刀流〟社が気を吐いている。投げて打って、どこにそんな力が潜んでいるのか。〝気〟を全面に出すタイプのようで、相手としたらその〝気〟を削ぐ戦略をたてたい。

ケン・コーポレーション 90

三菱地所に敗れたケンコーポだが、エース上松は健在だ。地所に打たれたのは初回で、その後は抑えた。抑えにMAX149キロの氷見-法政大卒の杉下(24)がいるのも推せる好材料。投球を2回(3イニング)見たが、軟式でも140キロは出ているはずだ。RBA最速投手であるのは間違いない。三菱地所の山本と社に安打を許したが、これは打った打者を褒めるべき。

課題は打線だ。4年前と比較して、主力の高齢化は否めない。今大会では初戦と2試合目で大量得点しているが、相手投手の制球難に付け込んだもので、チーム打率は高くない。少ないチャンスを生かす機動力は上だが、総合力は56年前よりダウンしているとみた。

三菱地所リアルエステートサービス 89

大穴は三菱地所リアルだ。大阪勤務の岡野監督が3位決定戦の東建戦の応援に駆け付けたように、三井不に惜敗して結束力は高まった。その3位決定戦では7回1-0でサヨナラ勝ちした。ムードは最高だ。

投手は込山が初戦の清水建設戦で5回、東建戦で7回をそれぞれ無失点に抑えている。プーチン寺田も強打の三井不相手に43失点(自責は2か)。楽天入りした早川と早大野球部の同期柴田(24)は肩痛を抱えているのか、連投は無理なようだが、〝一人一殺〟登板はどうか。

このチームの課題も打線だ。清水、三井、東建の好投手と戦ったせいもあるが、3試合21イニングで6得点。〝右玉〟橋本の前後を打つ打者の奮起が望まれる。

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 この5チーム以外は総合力でやや劣る。よほどのクジ運に恵まれない限り4強入りは難しいと見た。

青山メインランド 86

青山メインランドは、4年前からメンバーが総入れ替えとなった。立正大卒の門馬投手(23)は3試合とも好投し、野手陣も高校・大学野球で活躍した選手を揃えている。経験を積めば強くなるはずだが、RBAとの強豪と戦った経験がないのは不安材料だ。

野村不動産 85

松﨑常務と近藤監督がチームを引っ張っている野村不動産が元気。決勝Tに進出した9チームの中で、〝元気〟印ならこのチームが一番か。投手は生井(34)のほか青山、篠の3枚いる。打線に絶対的な〝格〟になる選手が見当たらないのが気になる。

大成有楽不動産 85

 大成有楽不動産は、エース伝法谷が東建戦で5回までノーヒット・ノーランに抑えるなど素晴らしいピッチングを披露した。野手陣がしっかり守ればどこと戦っても互角に戦えるが…。打線は徳島城東-下関市立大準硬式の浦上(23)がいるが、期間限定で大成建設から補強できないのか。三春主将は人事担当でなかったか。

旭化成リフォーム 85

 旭化成リフォームは投手力がやや弱い。風間、結城、水島らに全盛期の活躍を期待するのは難しい。国士館出身のサウスポーで、MAX146キロの本格派中村は投げる機会がなかった。智辯和歌山出身の大星(24)ら新戦力の打線がどう援護するか。

 

 

 

 

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