第35回RBA野球大会決勝トーナメント組み合わせ抽選会が9月15日、京王プラザホテルで行われ、組み合わせが決まった。
決勝は旭化成ホームズVS東急リバブルか 水曜ブロック
水曜ブロックは、予選で3連勝した4チームがシードされ、準々決勝戦から出場する。順当に勝ち進めば、記者予想の旭化成ホームズと東急リバブルが決勝戦で対決することになりそうだ。
抽選会に参加した旭化成ホームズ佐藤監督は「千葉で2泊の合宿も張った。誰を投げさせるか、打順をどうするかこれから考える」と、豊富な持ち駒を揃える〝王者〟らしい余裕のコメントを残した。
東急リバブルの大槻監督は欠席。代理で参加した髙岡は「声出しキャプテン」、畑野は「50m7.1秒の俊足」とそれぞれ自己アピールに専念。
不気味なのは三井不動産リアルティ。記者が酷評した石谷投手が猛反発、メラメラと怒りの炎を放った。打ち出すと止まらない打線だけに、同業の東急リバブルと当たればジャイアントキリングを演じるかもしれない。
興味深いのは、「野球ができる社員は仕事もできる」と抽選会参加者がそれぞれ語ったみずほ不動産販売と三菱UFJ不動産販売の対決がみられるかどうか。三井住友トラスト不動産を加えた銀行系3社の大会では、みずほが3連覇中とか。好投手・三上を擁するリストが双方を蹴散らすか。
台風の目になる可能性を秘めるのはケイアイスター不動産だ。本業でも稼ぎ頭の浅見投手(44)か絶好調とかで、元巨人の育成選手・谷内田が〝入団〟し、都合がつけば出場するという。初戦で対決する一条工務店は打力もある村井、町田両投手がいるので、互角と見たが…。
シードの3強と地所リアル、ケンコーポも互角 日曜ブロック
日曜ブロックは、シードの三井不動産、鹿島建設、三菱地所は準々決勝から出場する。初戦で対決することはないが、三井不動産のグループには伏兵の三菱地所リアル、ケン・コーポレーションが入った。
三井不動産は、予選で好投した慶大野球部出身の衛藤が抽選会に参加。手ごたえを感じているようで、余裕の表情を浮かべた。主砲の大坪&楠田は、プロ野球に例えればソフトバンクの柳田と近藤のようなコンビ。記者が相手なら敬遠策をとる。
三菱地所リアルは、予選で自責点ゼロの好成績を残した込山投手が先発しそうだが、抽選会に出席した〝プーチン〟寺田は存在感を示した。
鹿島建設は、名古屋勤務のエース遠藤は東京に戻ってくるそうだが、投げられるかどうかは未知数。「『浜松町』も結構だが、社員が買えるマンションを分譲すべき」と話を向けたら、主砲の古和からは自社分譲の「戸塚」のマンション見学を勧められた。坪250万円と読んだ。見学を申し込もう。
ケンコーポは田辺監督と矢澤が出席。先発は上松か杉下か、明言を避けた。
シードの3強と三菱地所リアル、ケンコーポを除く4チームは〝どんぐりの背比べ〟。番狂わせはないと見た。旭化成リフォームと野村不動産が初戦で対決するので、どちらかが1勝する。
大成有楽不動産のスポークスマン三春は育休とかで抽選会は欠席。仏法を授け伝える意味なのか、それとも無頼漢なのかよく分からないが、エース伝法谷は、ケンコーポ打線なら完璧に抑える力があると見たが、目が粗いザルどころかタガが外れた桶同然の守備では…。