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2024/07/09(火) 10:20

「信じられない審判の判定…」記事訂正 外苑審判倶楽部事務局長・石橋氏の主張

 7月4日付の「信じられない審判の判定2つ…」の記事について、7月7日に三郷サンケイグラウンドで行われた日曜ブロックの主審を務めた外苑審判倶楽部事務局長・石橋基治氏(74)は、次のように反論した。石橋氏は審判歴40年超のベテランだ。( )は記者。

 「左翼手が捕球できなかったのをアウトと宣告したことについては、その後、主審と線審が相談し、正しい判定に訂正したということ。(ルールブックには「誤審」はないのでは)確かに、ルールブックには「誤審」なる文言はない。

 もう一つ、バックネットと1塁、3塁を結ぶラインを超えた場合は、主審の判定に委ねるべきで、ボールデッドと判断して、球を拾ったのは守備妨害と判定されてもやむを得ない。サンケイグラウンドにはそもそもラインを引いていないので、その都度、主審が判断する。試合前にどうするか徹底すべき」

◇        ◆     ◇

 皆さんはどうか。記者は石橋さんの主張におおむね同意する。判定の訂正はありうることだ。審判は〝神聖にして侵さざる〟神のような存在だ。神が最初に下した判定を訂正したことに対して抗議する権限もまた誰にもないということだ。よって、今回の件で打者走者の1塁進塁を認めたのは当然の措置として記事を訂正する。

 ただ、主審が「誤審」を口にしたのはいかがなものかと思う。ルールブックには「誤審」なる文言はないのだから。

 1959年の西鉄と毎日大毎オリオンズの試合で、西鉄・三原監督の「ルールブックを見せてくれ」という抗議に対し、二出川延明主審が「俺がルールブックだ」と突っぱねたのはあまりにも有名だ。記者は当時10歳で、西鉄ファンだったのでよく知っている。

 インブレーかボールデッドかの判定は、石橋さんのいう通りかもしれない(これまでは暗黙の了解でラインを超えた場合はボールデッドとされてきた)。事前に審判が何も説明しなかった場合は、ボールデッドが告げられない限りインプレ―として選手は判断すべきということだろう。

信じられない審判の判定2つボールデッドのはずが…「誤審」のあとの試合再開は…(2024/7/4)


 

 

 

 

 

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