
タカラレーベン土方
タカラレーベン(75⇒76)4-3 清水建設(88⇒89)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| タカラレーベン | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 4 | |||
| 清水建設 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 3 |
(時間切れ)

清水・山崎
RBA球史に残る大波乱-タカラレーベンが過去4度の日曜ブックVの実績を誇る古豪・清水建設を4-3で破り、第13大会以来、実に25年ぶりにシーズン3勝を挙げ、ベスト8に勝ち進んだ。土方投手が好投し、打線も7-1番打者が10打数5安打、3四球の大活躍。清水建設はエース朝長、主砲小寺が欠場したのが痛かった。女性選手の山本と水野が西武の滝澤-源田に負けない華麗な二遊間コンビを披露したが及ばず。
記者の戦前のレーティングは清水が89点、タカラは76点。その差13点をひっくり返されたのは記憶にない。例えていえば、1996年のアトランタ五輪で日本代表が優勝候補のブラジルを1-0で下し「マイアミの奇跡」と呼ばれたのと、2015年のラグビー・ワールドカップ(W杯)で強豪・南アフリカを34―32で破り「スポーツ史上最大のジャイアントキリング」と称されたときと同じくらいの衝撃を受けた。
両チームは予選でも対決しており、清水が7-1で圧勝していた。この日は、注目カードのケン・コーポレーション-コスモスイニシアが同時進行で、しかも、記者の足では10分もかかる端っこどうしで行われた。タカラの目を覆うばかりの中野二塁手の拙守をみて、大敗するだろうと判断し、少し観戦しただけで立ち去った。しかし、その中野が大活躍したようだ。記録は清水のスコアラーによるもの。
先取したのはタカラ。3回、この回先頭の7番興梠が四球を選び、続く矢代がチーム初安打を放ったが、9番土方は併殺打。チャンスはついえたかと思われたが、1番中野が中堅前適時打を放った。
1点リードを許した5回、またも興梠が四球を選び、矢代の3塁ゴロ(エラーか)、中野の中堅前適時打、4番高木、5番吉井の連続四球などで3点を奪い再逆転。中野、矢代がそれぞれ2安打、興梠は3打席とも四球を選んだ。
土方は6回を投げ90球、被安打3(すべて内野安打)、奪三振6の好投。チームが許した失策は4個だった。
清水は悔やまれる敗戦。1点を追う4回、この回先頭の4番重松の遊撃内野安打(エラーか)と、続く眞田の二塁内野安打(エラーか)で好機を作り、その後の内野ゴロなどで2点を奪い逆転。再逆転を許した6回は、真田が四球を選んだ2死から、8番岸添の投手内野安打と9番佐藤のセカンドゴロエラーで1点、なおも1番加藤が四球を選び2死満塁。一打逆転サヨナラの場面で、女性選手の2番山本に代わり山﨑が打席に立ったが、見逃し三振に倒れた。山本と水野は無失策だった(守備機会は3度くらいか)。

3回、2死満塁のピンチをしのいだタカラベンチ

3回、2死満塁の好機をつぶした清水ベンチ

タカラ土方

土方をリードした吉井

清水・山本と対照的な拙守ぶりを白日の下にさらけ出したタカラ中野二塁手

3回、清水・水野の打席(三振したが、バックネット裏にファウルを放つなど、5~6球投げさせた)

3回、エビのように反り返り死球を選んだ清水・山本二塁手
